アブラナ科の野菜 乳がん 子宮がん を予防する エストロゲン優勢状態は、女性の心とからだにさまざまな悪影響を及ぼしますが、問題は、それだけではありません。
実は、エストロゲンの中の一部に、乳がんや子宮がんの発生に関与していると考えられる 「 悪玉エストロゲン 」 ともいうべきものが存在するのです。エストロゲンは、
- エストロン
- エストラジオール
- エストリオール
などの女性ホルモンの総称です。このうち、エストロンが体内で代謝される際に、
- 2 – 水酸化エストロン
- 4 – 水酸化エストロン
- 16 – 水酸化エストロン
といった副産物を作り出します。このうちの 16 – 水酸化エストロン こそ、発がん性を持った悪玉エストロゲンなのです。
この悪玉エストロゲンを無毒化して体外へ排出することが乳がんや子宮がんの予防につながるわけですが、そのために、特に女性にお勧めしたい食材が、
- ブロッコリー
- キャベツ
- 白菜
- カリフラワー
など、 アブラナ科 の 野菜 です。注目すべき成分は、アブラナ科の野菜に含まれているインドール3 カルビノールという植物ポリフェノールの一種。エストロンが代謝される際にこれがあると、悪玉エストロゲンが生成されるのを抑制してくれるのです。インドール3 カルビノールは、がんなどの異常な細胞の増殖を抑制する働きや、抗酸化作用があることも明らかになっており、すでに海外ではサプリメントなども発売されていますが、サプリメントでとるのであれば、インドール3 カルビノールの代謝物である ジインドールメタン ( DIM ) のほうが有効でかつ安全とされています。
アブラナ科の野菜は、ビタミンC やビタミンE、さらに、がん抑制効果で知られるスルフォラファンなどが豊富なものが多いので、美容と健康を維持するために、ぜひ毎日食べていただきたいと思います。
ただし、アブラナ科の野菜を食べ過ぎると甲状腺機能に悪影響を及ぼす可能性があるので、甲状腺に異常のある方は医師と相談してください。
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