生体リズムによって起こる「午後の眠気」はやむを得ない
1日24時間の周期で、私たちには生体リズムがあります。これは、宇宙のリズムそのものです。そのリズムを基礎にして睡眠と覚醒、ホルモンの分泌量、体温、心拍数、血圧など、すべてが調整されています。
このリズムは「 サーカディアンリズム 」( 概日リズム )とよばれるものです。
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そして、もうひとつ、生体リズムには約半日周期のものがあります。これは「 サーカセミディアンリズム 」( 概半日リズム )とよばれます。
人には急激な眠気に襲われる波が1日に2 回あります。夜中であれば3~4時をピークに訪れ、もう1回が昼過ぎの14~16時。この「 午後の眠気 」は、 サーカセミディアンリズム によるもので、この時間帯には交通事故の発生率が増加するというデータもあります。
生体リズム というのは、自分の意思ではどうにもできません。ですから、午後の眠気とは工夫しながらうまくつきあっていく必要があります。たとえば、仕事のやり方を考えてみましょう。午前中は頭がさえているので、アイデアを出したり、個人的に片づけておくべき事務処理などがミスなく効率よく進められます。
しかし、午後になったら眠気が襲ってきます。そんなときは営業の仕事をして、体を動かすことで眠気に負けず仕事を進めるのです。1人でコツコツ作業することも眠気の原因となりますから、できれば避けたほうが無難でしょう。
この時間帯に仮眠をとることができればいいですが、仕事中はなかなか思い通りにいきません。しかし、これも昼休みの時間をうまく活用した仮眠です。
うたた寝のススメ
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