質のいい睡眠のための条件 > 2016年 > 3月

うたた寝のススメ

うたた寝・居眠り
うたた寝・居眠り
うたた寝・居眠り

うたた寝や居眠りは悪くない!

生まれたばかりの赤ちゃんは、昼でも1日に何度も寝たり起きたりを繰り返します。人類の祖先もこのような眠り方をしていた時期があったという歴史があります。

野生の動物も同じで、1日数回に分けて睡眠を繰り返し、すぐ逃げられる睡眠の仕方で外敵から体の防衛をしています。これは「多相睡眠」といいます。

一方、現代人のように夜一定の時間まとめて寝ることを「単相睡眠」といいます。昼間仕事をして能率をあげる賢い眠り方ですが、はたして現代人は「単相睡眠」で睡眠を十分とれているのでしょうか。
日中眠くなるのは明らかに睡眠不足です。だから、うたた寝や居眠りは、夜の睡眠を補うために人類が身につけた、多相睡眠の本能による生理現象といえるでしょう。

夜間に十分な睡眠が確保できずに寝不足の人はどんどん居眠りをすればいいのです。仮眠の効果を最大限に生かして「プチ多相睡眠」を実践すべきなのです。

これも寝すぎると逆効果となるので注意が必要です。お昼寝についは、こちらに習慣化することで睡眠の質をあげる方法が紹介されています。

サイト名:初心者にもわかりやすいコンテンツ – 健康&美容(睡眠)お昼寝
URL
http://www5a.biglobe.ne.jp/~wahuu/sleep/2.html

アメリカの実験では、「45分以内の昼寝で、仕事の能率が3割~4割アップし、判断力は5割増す」との実験結果が出ています。

日本での実験でも、約45日にわたって昼休みに15分の仮眠をとりつづけた生徒に明らかな学力向上がみられ、難関大学への合格率も高まったというものですこれもかなり興味深い結果です。
これらの実験結果を見ても、昼寝をすると「睡眠不足の解消」「集中力を高める」「やる気がアップ」というすばらしい効果があることがわかります。

アイソメトリックス 目覚め におすすめの 運動

目覚め におすすめの 運動 アイソメトリックス に関する情報です。

目覚めに アイソメトリックス 運動
目覚めに アイソメトリックス 運動

起床したらすぐに起き上がるほうがいいとも言われますが、布団の上で目覚めるまでぐずぐずしているのは悪いことではありません。
寝起きは、長い時間体が横になっていたことで筋肉がこわばっており、急に起き上がるとぎっくり腰になる人もいるほどです。
そこでベッドの上で体をほぐし、血行をよくし、体温を上げる体操などをすると安全に起床できます。これが運動法「 アイソメトリックス 」です。

アイソメトリックス とは、等尺性筋収縮運動という意味で、道具も不要、場所も選ばず、短時間で効果的に筋肉を鍛えて代謝をアップさせるストレッチです。 等尺性筋収縮 というのは、筋肉の長さを変化させないで力を加える運動のことです。通常のストレッチのように筋肉を伸縮するのではなく、体の各部分の筋肉の長さを変えずに力を加え、筋力と基礎代謝をアップさせます。

やり方のポイントは次の2つになります。

  • 呼吸は止めずにそのままの呼吸でおこなうこと
  • 鍛える部位を10秒以上動かさないこと

この アイソメトリックス は肩こりや腰痛のある人に特に効果的で、予防にもつながります。また、筋肉痛になりにくく、関節への負担が少ないので、年齢に関係なくだれでもいつでも簡単に始めることができます。布団の上でもできますし、テレビを見ながら、電車の中、仕事をしながらでもできるものがあります。

筋肉は、使わないとどんどん衰える一方です。腰痛があると寝返りしにくく、それが原因で睡眠障害になることもあるのです。しかし、筋肉を鍛えることで何歳からでも筋肉量は増やせます。最大の効果を上げるには、毎日または1日おきが最適といわれています。

目覚めがいつも不機嫌な人にはチョコレートが効く

チョコレート
チョコレート で目覚めの脳に栄養補給
チョコレート で目覚めの脳に栄養補給

目覚めの大事な3つの習慣

どんなに眠くても仕事や学校に行く日の朝は起きなければなりません。しかし、夜更かしをした日、また、忙しくて睡眠時間が足りなければ、翌朝は起きるのが大変です。寝起きが悪いのは、体が活動する状態になっていないということです。次に挙げるのは、朝、さわやかに目覚めるためのエンジンをかける3つのステップです。

  1. 目覚めのためのおやつを口にする( 血糖値をあげる )
  2. 朝食をとる
  3. 熱めのシャワーを浴びる( 交感神経を優位にする )

脳を目覚めさせるために、血糖値をあげます。チョコレートなどで目覚めの脳への栄養を補給したら、次は朝食を食べて体温を上げ、体をシャキッとさせます。朝食を食べる時間がない人、食欲がない人にはバナナがおすすめ。バナナには、目覚めを促す セロトニン の原料の「 トリプトファン 」がたくさん含まれています。

そして、冷え性、低血圧などで目覚めが悪い人に効果的なのが「 熱めのシャワー 」です。体を起こすには体温と血圧を上げることが大切。シャワーの刺激で活動のスイッチが入り、日中活動するときに働く交感神経が活発になります。このときの適温は、40~42度。熱いシャワーを浴びると、体内ではヒートショックプロテインという たんぱく質 がつくられ、傷ついた細胞を修復し、免疫機能を高めるという相乗効果もあります。

朝、気持ちよく目覚められない人の生活習慣になっていないかチェックすることも必要です。
快眠できない人の睡眠の癖や状態」