頭が痛い その 頭痛 は うつ からきているかも
【新婚のKさんの場合】
結婚してまだ一年弱のKさんは、二世帯住宅で夫の両親と同居中です。義母の性格は明るく気さくな人ですが、困ったこともあります。
休日の朝ゆっくり休んでいると、突然「おはよう!」と寝室に入ってきたり、夜くつろいでいる時間帯に「ちょっと聞いてくれる?」と話にきたりするのです。そして、この数ヶ月、Kさんはしめつけられるような頭痛に悩まされ、最近では、市販の鎮痛薬でも効く日と効かない日がでてくるようになりました。
頭痛は、2種類のタイプに分別されます。片側のこめかみを中心にズキンズキンと痛む 片頭痛 と、首や肩のこりを伴い、しめつけらけるように痛む 緊張性頭痛 です。睡眠不足や二日酔い、ホルモンバランスの崩れなどから起こるのは主に片頭痛。長時間の同じ姿勢や、疲労とストレスから起こるのは緊張性頭痛が多いとされます。
また、両方が同時に起こる 混合性頭痛 もあります。これは、とても判断がつきにくく難しい頭痛です。
頭痛を引き起こしやすい性格や行動など
ただし、しつこい頭痛の裏には脳腫瘍など重い病気が隠れていることもあります。自己判断は禁物。症状が改善されないなら、必ず専門医を受診してください。
夫や恋人との間の性的な不満が、しつこい頭痛の原因になることも!
Kさんのように、しめつけられるような頭痛は緊張性頭痛で、心配事など精神的なストレスを持つ人に起こりやすい頭痛といえます。しつこい緊張性頭痛の原因に、セックスに関する不満や不安が関係していることが多いのもひとつの特徴です。Kさんは、新婚生活が始まったばかりで楽しい時期のはず。同居とはいえ、お姑さんとの大きな摩擦やストレスは今のところ見受けられません。
ところが、悪気はないとはいえ、寝室に突然入ってこられたり、2人だけのくつろいだ時間帯にしばしば割り込まれたりすると、夫婦ともに気が気ではないでしょう。こういったケースでは、お姑さんの介入がなくなると頭痛もおさまると考えられます。
まず、夫を通して「夜10時以降や日曜日の朝は、ゆっくり休んでいることが多いからなるべく起こさないで」と、上手に言ってもらいましょう。お姑さんに悪気がなく配慮が足りないだけのケースなら、「あら、気がつかなかったわ。ごめんなさい。」で済んで、Kさんの頭痛も解決してしまうもの。
もっとも、嫁姑の微妙な関係ですから、すぐには改善されないかもしれません。それならば、夫婦2人で旅行に行く機会を増やすなど、環境を変える工夫も必要です。夫婦の関係がどうしても保てないのであれば、ご両親との同居を解消することも必要になるかもしれません。
このほか、たとえば恋人の浮気などをきっかけにセックスがうまくいかなくなり、頭痛に見舞われる人もいます。長時間の同じ姿勢や仕事のストレスも原因となり頭痛に悩まされることがあります。このような緊張性頭痛は、長時間同じ姿勢を続けたり、プレッシャーのかかる仕事で強い不安を感じたりすることで、頭、首、肩の筋肉が緊張して収縮し、血流が悪くなって起こります。
不安に思う心と筋肉は、一見、何の関係もなさそうですが、精神的ストレスを受けると、筋肉は緊張するのです。こうした痛みをほうっておくと、慢性的な頭痛を抱えることになってしまいます。慢性的な頭痛があると、痛みがつらくて外に出たくない、人に会いたくないと引きこもりがちになり、うつのきっかけになってしまうこともあります。
仕事中の姿勢やストレスが頭痛の原因にある場合は、仕事のペースを落としましょう。また、夜は入浴やストレッチなどで筋肉のこりをほぐすよう心がけてみましょう。歯のかみ合わせや高さが合わない枕が頭痛を招くこともあるので、これらもチェックしてみます。
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原因は何であれ、市販の鎮痛薬が効かない頭痛は、まず脳の疾患がないか調べることです。市販の鎮痛薬は、量を増やしたり長期に飲んだからといって効き目が増すものではありません。脳に問題がなければ、ストレスや不安が原因である可能性は高くなります。痛みにも効く抗うつ薬や、筋肉の緊張を解く薬を処方してもらいながら、ストレスのもとを解決していくとよいでしょう。