女性のうつ病 > 2018年 > 5月

冬うつについて 日照時間が短い冬はうつ病を発症しやすい

冬のうつ

雨のしとしと降る日やどんよりした曇り空の日は気が滅入る…。あなたは、天気に気分が左右されますか?日照時間が短い冬はうつ病を発症しやすい季節なのです。

日光浴と明るい気分になることの関係性

うつ病には、特定の季節に症状が出る「季節性うつ病」があります。季節によって、うつ病の症状が重くなったり軽くなったりするのです。

「冬うつ」ということばを聞いたことはありませんか。日照時間の短い冬になるとうつうつとした気分にとらわれるうつ病です。
引きこもりがちになる、いくら眠っても眠い、甘いものがむしょうに食べたくなる、やる気が出ない、といった症状が出ます。ところが、日照時間が長くなる、ポカポカ陽気の春になるといつのまにか症状は消え元気が回復。いつもどおりに生活できるのです。

これは、光の欠乏が原因のひとつとなって起こるうつ病です。ほのぼのと明るい気分になっているときは脳内でセロトニンがよく分泌されています。このセロトニンは日光にあたることでよく分泌されるのです。反対に、どんよりと曇って日照時間が短い日が続くとセロトニンの分泌量が減り、うつうつとした気分になってしまうわけです。

日照時間の短い北欧にうつ病が多く、反対に、日照時間の長い南の地域では自殺率が低いというデータもあります。

季節うつは深刻度は低い

冬うつから深刻なうつ病になるケースもありますが、たいていは春夏に回復するもの。冬場は調子が出なくても日常生活が送れるなら、さほど問題はありません。朝、起きたらカーテンを開けて日光を部屋に入れる、昼間外に出るようにする、甘いものを食べすぎて太りすぎないようにする、などを心がければ大丈夫。とくに、甘いものの過食で太ってしまうと人前に出るのがイヤになり、引きこもりがちになるという悪循環に陥りやすいので注意が必要です。

症状がどうしても気になるなら、人工的な光をあてる光線療法を行っている医療機関を受診するのもよいでしょう。光線療法用のスタンドは、個人での購入やレンタルも可能です。

うつ病を予防する10のポイント

なんだかか疲れたな…と思ったら、ものの見方や考え方を少しだけ変えてみましょう。下にあげたような考え方を心がけるようにすれば、うつ病予防にも役立ちます。1つでも2つでも、受け入れやすいものから実践しましょう。

  1. イヤなことははっきり断る
  2. ~ねばならないの思考をやめる
  3. 自分は自分。唯一の存在であることに自信をもつ
  4. 眉間にシワ!に気をつけて。いつもニッコリ笑って
  5. グチをこぼせる人を2人以上確保しておこう
  6. うれしいこと、楽しいこと、気持ちのいいことを大切に!
  7. 100%でなくてもOK!何事も80%でよしとしよう
  8. 理不尽なことでも「ま、いいか」と割り切ろう
  9. 反省はしても、後悔はしない
  10. 言いたいヤツには言わせておこう

うつ病は必ず治る病気 服薬と休養が治療のポイント

うつ病にかかったら一生治らない、社会復帰も難しい、というふうに誤解をしている人が多いのです。しかし、適切な治療をすれば回復します。

うつ病 は「不治の病」ではない

うつ病は決して「不治の病」ではありません。症状が重くても軽くても、服薬と休養、カウンセリングなどの治療を専門の医療機関できちんと受ければ治る病気です。

症状が重くなる前に早期発見をし、症状の軽いうちに受診すれば、より適切な治療を受けることができ、回復も順調にいくでしょう。その点は、ほかのさまざまな病気と同じです。

治療の中心は、薬物療法になります。抗うつ薬や抗不安薬が処方されますから、それを服用します。これらの薬には、不足した脳内の神経伝達物質を補う働きがあるのです。脳に働きかける薬なので、心配する人もいますが、薬の依存症になってしまったり、人格が変わってしまったりすることはありません。

薬は、うつ病の程度にもよりますが、3~6ヶ月と、比較的長期間飲み続ける必要があります。

しっかり休んで心をしっかり休める

しっかり休養をとることも、治療の大切なポイント。仕事でも家事でも、できる限り周囲の人の理解と助けを得て、ゆっくり休むことです。

うつ病になる人は、そもそも「休んではかの人に迷惑がかかるなんて申し訳ない」「家事も育児もきちんとしなければ」「休むなんてダメ人間のすることだわ」と思いがち。

でも、風邪を引いて発熱したり、ケガをしたら誰もがある一定期間は休みますよね。うつ病の治療もそれと同じことです。ケガならば、治りかけてきたらリハビリが必要なこともあるでしょう。

うつ病の場合も、必要であれば思いきって休職するなどしてしっかり休み、回復してきたら少しずつ外に出て人と接するなど、心のリハビリをすればよいのです。回復には時間がかかるかもしれません。でも、あせらずじっくりゆっくり治療に取り組めば、必ず治ることを知っておきましょう。

うつ病と治療のポイント

うつ病 の治療においての大きなポイントは、「服薬」と「休養」。薬は効果が出るまでにある程度は時間がかかりますが、指示どおりにきっちり飲むことが大切です。また、体だけではなく心の元気を取り戻すには、時間をかけてゆっくり休むことが必要です。

  • 疲れたなと思ったら、休養をとる仕事でも家事でも「疲れたな」と思ったときは、思いきって休養をとりましょう。
  • 処方された薬は、指示どおりにきちんと飲みましよう。服用中に気になることがあれば、必ず医師に相談し、勝手に服用を止めたりしないように。

結婚、出産や昇進などの祝いごとがうつ病のきっかけになる

失恋や仕事上でのミスや失敗、親しい人の死、病気や借金などつらいことが引き金になってうつ病になる人は多いものです。
でも、以外なことに結婚や昇進などもうつ病のきっかけになるのです。

大きな変化はうつ病のきっかけになる

うつ病になるきっかけの多くは、つらい出来事です。失恋や病気、仕事での大きなミス、家族や親しい友人の死などはショックも大きいもの。あまりにショックが大きいと、長期間、不安や失望感が続き、うつに陥ってしまいます。

ところが、意外なことに、結婚や出産、昇進など、周囲からみたら「おめでたいこと、うれしい出来事」もうつのきっかけになるのです。たとえば、キャリアアップに成功し、責任ある肩書きをもらった女性がいたとしましょう。

ところが、「こんな責任の重い仕事を私はこなせるだろうか。部下に対してリーダーシップをうまく発揮できるだろうか」と負担を重く感じ続けると、それがきっかけでうつになることもあるのです。

また、反対されていた相手とずっと夢見てきた結婚生活をスタートしたり、必死で頑張ってマイホームを手に入れたのにうつになる人もいます。環境が大きく変化し、エネルギーを使い果たしたことがきっかけになったのです。

大きなきっかけはなくともうつ病になることも

一方で、これといった大きなきっかけは思いあたらないのに、気づいたらうつうつとした気分にとらわれていた…という人もいます。

これは、日ごろから頑張ってしまうタイプの人にありがちなパターン。いままでの精神的ストレスと肉体の疲労が蓄積された結果、うつ病に陥るのです。

このように、うつというのは何がきっかけで起こるかわかりません。性格、ストレス、生活環境の変化など、いくつかの要因が複雑に絡みあってきっかけとなるのです。原因が何であっても、また、程度が重くても軽くても、うつうつとした気分にとらわれたら、「少し休みましょう」といぅサインととらえましょう。
生活をスローペースにしたり、必要なら受診をすることをおすすめします。

うつのきっかけになる大きな変化

うつ病になるきつかけには、生活環境の大きな変化があります。失恋や失業、離婚、親しい人の死などの大きな喪失体験は、心も傷つきます。反対に昇進や出産、新築など何かを得たプラス体験でも、や人間関係が大きく変わり、これもまたストレスになるのです。
うつ病になったきっかけ(私の体験談)