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症例(やる気がない)

うつ病の症例4「やる気がでない・体を動かしたくない」

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Kさんの場合

社内でもまじめで頑張りやさんのKさんの口グセは、「私ってダメよね」。長時間残業することも部内では一番多く、遅くなると小腹が空くので引き出しにはチョコレートがギッシリ。
ところが、お客様からの苦情を受けたのがきっかけで、仕事に意欲がわかなくなってしまいました。それでも何とかしなくては!と思うのか、相変わらずチョコレートをかじりながら遅くまでボーッと席に座っています。

パソコンの前に座っても何から手をっけていいのか分からない、何も考えたくない、といった意欲の低下もうつ病の症状です。体を動かすのがおっくうで家事ができない、人と約束しても疲れそうだと思い、直前にキャンセルするなど、とにかくやる気が起きず、その状態が長く続くようになります。やる気が出ないことは誰にでもありますが、その状態が長期間続くようなら、専門医を受診しましょう。

否定的な口癖を肯定的な口口癖に変える

Kさんの口グセの「私ってダメよね」という否定的な言葉は、周りの人と自分をつねに比べている人がよく使う言葉です。とくに女性は、無意識であっても、所属するコミュニティから浮き出ないよう、つねに周囲を観察して行動するため、なかなか比較が止められません。

でも、本当に自分はダメなのでしょうか? ちょっと人よりできない、遅いだけでダメだと思い込み、必要以上に自己評価を低くしていませんか。子ども時代に「あなたはお姉ちゃんに比べてここがダメね」などと言われ続けて、自己否定的な考えから逃れられない人もいます。

こういった否定的な認知(もののとらえ方を繰り返していると、意欲や快感のもとになるドーパミンなどの脳内神経伝達物質が分泌されにくくなり、脳内物質のバランスが崩れ、うつに陥ってしまうのです。

まず「私ってダメね」という否定的なログセを変えましょう。とくに止めたいのが「6D2S」言葉。6Dは「どうせ」「でも」「だって」「ダメだ」「どうしよう」「できない」。2Sは「しょせん」「しなければならない」です。

「ダメよね」がログセの人に、いきなり自分に自信を持ちましようといっても難しいもの。でも、ログセを変えれば、考え方が否定的な認知から肯定的な認知に変わっていき、だんだんと意欲も戻ってきます。

一時的に意欲がわくチョコレート依存症にも注意

疲れたときにチョコレートを食べすぎてしまう人は要注意です。じつは、チョコレートの中には「アナンダミン」という物質が入っており、食べることで一時的にドーパミンが分泌され少し元気になるのです。

上手に食べて気分転換をするのはよいのですが、アナンダミンには麻薬のような作用があり、習慣になると依存症になってしまいます。
依存症になると、チョコレートを食べないと気分が落ち着かず、ひどい場合はパニックを起こすことも。まずは、ほかの楽しみをみつけてチョコレートの量を少しずつ減らしましょう。

メリットでデメリットを書き出す

Kさんのように親友と自分を比べて否定的な認知にとらわれ、意欲を失っている場合もあります。「どうして彼女だけあんなに恵まれているの? それに引き換え私は…」といった嫉妬に近い気持ちは、誰もが経験しているでしょう。

でも、人と比べていてもキリがありません。親友が玉の輿にのったのなら「私にもチャンスがあるかも」と考え、希望しない部署に異動になったのなら「キャリアが倍増するかも」と肯定的に受け止めてみます。すんなり肯定的に考えるのが難しければ、よい点と悪い点を3つずつ書き出して冷静に受け止める方法もあります。

異動がショックなら、異動のデメリットだけではなくメリットも考えて書き出すのです。また、冬になると落ち込みが激しくなるのは、季節性のうつ病です。どちらの場合も、どうしても意欲がわかず出社するのも苦しいなら、医師の助けを借りましょう。

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