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うつの中心的症状「受動性」

うつ

自分から行動を起こせない

うつの中心的症状「受動性」 について、「受動性(helpless)」「消極的見通し(hopeless)」「無力感(powerless)」の3つをあげています。

そのひとつひとつについて考えていきたいと思います。 うつ の中心的症状として受動性をあげています。

うつの中心的症状「受動性」
うつの中心的症状「受動性」

1つの戸が閉まれば別の戸が開く という格言があります。こうなったらどうしようもないのではなく、そうなればそうなったでまた別の生き方があるものです。ただ1つの戸が閉まれば別の戸が開くといっても、黙って待っていたのでは別の戸は開くことはありません。

しかし うつ病 になるような人や生きることに疲れた人は、別の戸をこじ開ける気力がないのです。

ドアを自分で開けようとする人もいれば、誰かがドアを開けてくれるのを待っている人もいるでしょう。自分で木に登ってリンゴを採ろうとする人もいれば、リンゴが木から落ちてくるのを待っている人もいます。

生きることに疲れた人は待っています。 うつ 病者も待つ人です。しかし怠け者だから待っているのとは違います。逆に頑張りすぎて、もう自分で木に登って リンゴ を採る エネルギー が残っていないのです。

あるいは採ってもらうのが嬉しいのです。リンゴ そのものがほしいのではなく、人が自分のために何かをしてくれるのが嬉しいのです。

それは愛を求めているからです。 うつ病 になるような人、つまり生きることに疲れた人は、人から何かをしてもらうことばかりを考えます。人に笑顔を求めるが、自分が人に笑顔で接することは考えません。

生きることに疲れた人は自分から行動を起こしません。生きることに疲れた人は、「誰かオレを何とかしてくれ」と叫んでいるのです。

うつの中心的症状「受動性」 受け身の態度が複雑化させてしまう

生きることに疲れた人は当たり前ですが、何事にも積極的になれません。自分から何かをしようという意欲はありません。
いまのままで生きていることが精一杯です。だからこれをすれば楽になるということが分かっても、それをする気力が残っていないのです。

自分から部屋を片づける気にはなりません。部屋を片づけると気持ちよくなると言われても、自分から部屋を片づける気にはなりません。部屋に花を飾ったら部屋が明るくなると言われても自分から花を飾る気にはなりません。人が飾ってくれるのを待っているんです。

部屋の壁紙を替えたら気分が変わると言われても、自分から替える気にはなりません。これも、人が替えてくれるのを待っています。

受け身でいるから当然、日々困難は増大してきます。いつも受け身でいるうちに、何でもないことがものすごい困難に思えてくるのです。受け身でいるからストレスが増してくるのです。困難に出合うから受け身になるのではなく、受け身が物事を困難にしたり、複雑化させてしまうのです。

受け身の態度や考え方が困難を呼び込んでいるのです。これが「悩みは自分でつくる」という意味です。

では、人はなぜ受け身になるのでしょうか。それは生きることに疲れる理由と同じです。

心の底の憎しみが出口を見つけられないでいるからです。表現されようとする憎しみの感情と、それを抑えようとする意識的な力が心の中で葛藤し、エネルギーを消耗してしまうのです。受け身というようなややこしい考え方をしないで説明すれば、 うつ病 者は何かをするのがとにかく「もうイヤ」なのです。うつ 病者の受け身の生活態度が、うつ 病者の生活を蝕んでいることは明らかです。

ストレスに耐えやすい人の四C とは

ハーバード大学の医学部のベンソンが編集した本に、ストレスに耐えやすい人の特徴があげられています。それは四つのC と紹介されています。

つまり、Control Chellenger Commiment Closenessです。これから考えれば、どう考えても うつ病 になるような人はストレスに弱いのです。うつ 病者の感情的特徴である「もう何をしても無駄」という絶望感は、まさに Control を失うことから生じる感覚です。

つまりセリグマンは helpless の定義として control を失う感じ方であると述べています。ある人といつまでも一緒にいたら自分はダメになると思っていますが、そう分かってもその人を切れないでいます。それがコントロールを失うという感覚です。

他の C についてもうつ病者が持っていないということは明らかです。うつ病になるような人は、もちろん何か困難に出合えば挑戦はしないのです。そんなエネルギーは残っていません。つまりは Chellenger はありません。さらに Commiment もできません。何かにかかわるエネルギーはないからです。

生きることに疲れた人は何かにかかわることから逃げる人です。

高校時代には生徒会の活動を逃げてしまった…。会社に入ってからも負担の多い仕事は逃げてしまった…。そして Closeness についても同じです。親しい人がいないのです。人と親しくなることが煩わしいのです。

幼児的願望は受け身の願望

その人が受け身なのはまだ幼児的願望が満たされていないということでもあるのです。幼児的願望は受け身の願望です。何かをしてもらいたいという願望です。世話をしてもらいたい、守ってもらいたい、聞いてもらいたい、甘えたい、触れてもらいたいなど、相手に何かをしてもらいたいという願望が幼児的願望です。

この受け身の願望が満たされて人は能動的になれるのです。うつ病になるような人は能動的にならなければと努めまし。無理に前向きの姿勢を示しました。しかし、挫折してしまったのでしょう。また、幼児期に頑張ったけれども、「よくやった」と誉めてもらえなかった。そのうちに自分は何をやってもダメだと思ってしまったのでしょう。また周囲からそういうメッセージを受けてしまったことが原因です。

現代人のための心の休憩

冬うつについて 日照時間が短い冬はうつ病を発症しやすい

冬のうつ

雨のしとしと降る日やどんよりした曇り空の日は気が滅入る…。あなたは、天気に気分が左右されますか?日照時間が短い冬はうつ病を発症しやすい季節なのです。

日光浴と明るい気分になることの関係性

うつ病には、特定の季節に症状が出る「季節性うつ病」があります。季節によって、うつ病の症状が重くなったり軽くなったりするのです。

「冬うつ」ということばを聞いたことはありませんか。日照時間の短い冬になるとうつうつとした気分にとらわれるうつ病です。
引きこもりがちになる、いくら眠っても眠い、甘いものがむしょうに食べたくなる、やる気が出ない、といった症状が出ます。ところが、日照時間が長くなる、ポカポカ陽気の春になるといつのまにか症状は消え元気が回復。いつもどおりに生活できるのです。

これは、光の欠乏が原因のひとつとなって起こるうつ病です。ほのぼのと明るい気分になっているときは脳内でセロトニンがよく分泌されています。このセロトニンは日光にあたることでよく分泌されるのです。反対に、どんよりと曇って日照時間が短い日が続くとセロトニンの分泌量が減り、うつうつとした気分になってしまうわけです。

日照時間の短い北欧にうつ病が多く、反対に、日照時間の長い南の地域では自殺率が低いというデータもあります。

季節うつは深刻度は低い

冬うつから深刻なうつ病になるケースもありますが、たいていは春夏に回復するもの。冬場は調子が出なくても日常生活が送れるなら、さほど問題はありません。朝、起きたらカーテンを開けて日光を部屋に入れる、昼間外に出るようにする、甘いものを食べすぎて太りすぎないようにする、などを心がければ大丈夫。とくに、甘いものの過食で太ってしまうと人前に出るのがイヤになり、引きこもりがちになるという悪循環に陥りやすいので注意が必要です。

症状がどうしても気になるなら、人工的な光をあてる光線療法を行っている医療機関を受診するのもよいでしょう。光線療法用のスタンドは、個人での購入やレンタルも可能です。

うつ病を予防する10のポイント

なんだかか疲れたな…と思ったら、ものの見方や考え方を少しだけ変えてみましょう。下にあげたような考え方を心がけるようにすれば、うつ病予防にも役立ちます。1つでも2つでも、受け入れやすいものから実践しましょう。

  1. イヤなことははっきり断る
  2. ~ねばならないの思考をやめる
  3. 自分は自分。唯一の存在であることに自信をもつ
  4. 眉間にシワ!に気をつけて。いつもニッコリ笑って
  5. グチをこぼせる人を2人以上確保しておこう
  6. うれしいこと、楽しいこと、気持ちのいいことを大切に!
  7. 100%でなくてもOK!何事も80%でよしとしよう
  8. 理不尽なことでも「ま、いいか」と割り切ろう
  9. 反省はしても、後悔はしない
  10. 言いたいヤツには言わせておこう

うつ病は必ず治る病気 服薬と休養が治療のポイント

薬

うつ病にかかったら一生治らない、社会復帰も難しい、というふうに誤解をしている人が多いのです。しかし、適切な治療をすれば回復します。

うつ病 は「不治の病」ではない

うつ病は決して「不治の病」ではありません。症状が重くても軽くても、服薬と休養、カウンセリングなどの治療を専門の医療機関できちんと受ければ治る病気です。

症状が重くなる前に早期発見をし、症状の軽いうちに受診すれば、より適切な治療を受けることができ、回復も順調にいくでしょう。その点は、ほかのさまざまな病気と同じです。

治療の中心は、薬物療法になります。抗うつ薬や抗不安薬が処方されますから、それを服用します。これらの薬には、不足した脳内の神経伝達物質を補う働きがあるのです。脳に働きかける薬なので、心配する人もいますが、薬の依存症になってしまったり、人格が変わってしまったりすることはありません。

薬は、うつ病の程度にもよりますが、3~6ヶ月と、比較的長期間飲み続ける必要があります。

しっかり休んで心をしっかり休める

しっかり休養をとることも、治療の大切なポイント。仕事でも家事でも、できる限り周囲の人の理解と助けを得て、ゆっくり休むことです。

うつ病になる人は、そもそも「休んではかの人に迷惑がかかるなんて申し訳ない」「家事も育児もきちんとしなければ」「休むなんてダメ人間のすることだわ」と思いがち。

でも、風邪を引いて発熱したり、ケガをしたら誰もがある一定期間は休みますよね。うつ病の治療もそれと同じことです。ケガならば、治りかけてきたらリハビリが必要なこともあるでしょう。

うつ病の場合も、必要であれば思いきって休職するなどしてしっかり休み、回復してきたら少しずつ外に出て人と接するなど、心のリハビリをすればよいのです。回復には時間がかかるかもしれません。でも、あせらずじっくりゆっくり治療に取り組めば、必ず治ることを知っておきましょう。

うつ病と治療のポイント

うつ病 の治療においての大きなポイントは、「服薬」と「休養」。薬は効果が出るまでにある程度は時間がかかりますが、指示どおりにきっちり飲むことが大切です。また、体だけではなく心の元気を取り戻すには、時間をかけてゆっくり休むことが必要です。

  • 疲れたなと思ったら、休養をとる仕事でも家事でも「疲れたな」と思ったときは、思いきって休養をとりましょう。
  • 処方された薬は、指示どおりにきちんと飲みましよう。服用中に気になることがあれば、必ず医師に相談し、勝手に服用を止めたりしないように。