質のいい睡眠のための条件

牛乳には安眠物質がダブルで含まれる

牛乳

牛乳
牛乳

日本人はどうしてもカルシウム不足に陥りがちです。ビタミン剤にもカルシウムをブレンドしたものが増えています。カルシウムには骨の衰えを防ぐ効果とともに鎮静作用があります。

そのあたりがストレスの多い現代社会に生きる人々に必要とされている理由でしょう。いうまでもなく、ストレスは安眠の敵です。だから鎮静作用のあるカルシウムをたくさん摂取すれば安眠につながりやすいということです。

そこでカルシウムをたくさん含んだ食べ物を探してみると、卵、牛乳、小魚、ゴマ、トロロコンブと、案外身近な食べ物が多いのに気がつきます。

安眠効果の高いのは牛乳です。牛乳なら調理の手間もかかりませんし、いつでもどこでも手軽に飲めます。牛乳がおすすめなのは、牛乳にはカルシウムだけでなくトリプトファンが含まれているからです。

トリプトファンはアミノ酸の一種で、体内でセロトニンという睡眠物質に変わります。つまり牛乳にはカルシウムとトリプトファンという、安眠快眠のためのダブル効果が備わっているわけです。

イライラしてどうも眠れそうにないと思ったときには、ぜひホットミルクをおためしください。ホットミルクは空腹感の解消にも役立ちますし、体もあたためてくれます。心も体もホッとさせてくれる牛乳を、もっともっと活用してはいかがでしょうか。

カルシウムの主な働きはカルシウムで丈夫な骨をつくり、イライラを防ぐです。

日曜日の休みの後の月曜日が憂鬱になる

ブルーマンデー
ブルーマンデー
ブルーマンデー

月曜日の憂鬱「ブルーマンデー」について

日曜日の夜、夕飯を食べながらサザエさんを見ていると、「明日は仕事かぁ」と考えて憂鬱にり、会社に行きたくないなと思ったりします。気分も沈みがちです。

月曜日は1週間の始まり。5~7日で集中力を高めるように実力を発揮できるかどうかは、この日が重要になるのは言うまでもありません。つまり、月曜日がブルーになる原因は、週末の過ごし方が大きく影響します。
日曜日をどのように過ごすか?自己診断してみましょう。

  1. 金曜日に仕事から解放されついついお酒を飲みすぎてしまった
  2. 日曜日は、前日、好きなことをして遅くまで昼くらいまで寝ていた
  3. 日中も疲れを解消しようと寝すぎたせいで、夜になっても眠くならずにずっと起きていてい

3つともあてはまる人はまさにブルーマンデーです。週末の過ごし方、生活習慣を見直さなければいけません。

平日に不足した睡眠時間を週末に返済するのは非常に大切です。とはいえ、週末にまとめて寝る「寝だめ」はブルーマンデーを引き起こします。ブルーマンデーを避けるためには2つのポイントが大切です。

  • 起床時刻は、平日プラス1.5時間以内
  • 午後3時以降の仮眠はしない

休日にまとめてたくさん寝ることで睡眠日頃の睡眠不足を補うのはいいのですが、平日と睡眠リズムが大きく異なる週末を過ごすと、平日モードに戻るのが難しくなります。

たとえばいつも23時就寝、5時起床の人は、休日どんなに眠くても6時30分には起きるようにします。寝足りない場合は30分以内の昼寝や仮眠で補えばいいでしょう。
しかし15時以降に昼寝をすると、夜眠れなくなってしまい、さらに睡眠リズムを崩しかねませんから注意しなければいけません。
昼寝は短時間でも効果があることがわかっています。

質のいい睡眠のためには頭の疲れより体の疲れが大事

体の疲労
体の疲労
体の疲れ

熟睡するための運動がある

人は、夜になると自然に眠くなります。これは、ひとつに「体内時計」の働きがあります。そしてもうひとつが「睡眠物質」です。

現在、多くの睡眠物質が確認されており、30~40種類もの睡眠物質があること確認されています。昼間の活動によって睡眠物質は脳内に蓄積されていき、一定の量に達すると眠くなります。仕事でトラブルが多ければ多いほど、夜は、ぐっすり眠れます。もちろん、非常に致命的なトラブルが生じるとこれはこれで心配事が増えて逆に眠れなくなります。これは、緊張によるものです。
基本的には、心身をフルに使ったときは、いつも就寝時間より早くに眠気がきます。

高齢になると睡眠障害を訴える人が増えるのは、若いころのように忙しくパワフルに日中を過ごすことが少なくなり、睡眠物質の分泌が減少するからというケースも多いです。

現代人は生活が便利になり、体を動かす機会も頭を使う機会も減少しています。その反面、体への弊害も増えました。24時間営業しているお店がたくさんあり、夜でも灯りが耐えません、眠る環境とはいえない状況です。だからこそ「意識的に体を疲れさせる」ことが大切。

体がちゃんと疲れることで睡眠の質はぐんとアップします。では、どれくらい運動すれば眠りの質を高められるのでしょうか?その日安が、週2回、30分ぐらいが目安です。

筋トレなどと違い、睡眠カアップのための運動はこれくらいで十分です。スポーツジムに通って週2回程度、30分ずつ汗を流すのもいいですし、毎朝仕事へ行く時間を通勤時間利用して、1駅分歩くのでもいいでしょう。

朝の日差しには目覚めの物質「セロトニン」の分泌を促す作用があるので一石二鳥。セロトニンはリズミカルな運動によって活性化されるので、朝のウォーキングは夜の快眠のためにはもってこいなのです。

太陽光、リズム運動、トリプトファンの3つがメラトニン分泌には必要

また、運動には「脳細胞を活性化する」、そして「体の機能を向上させる」というメリットもあります。ぜひ週2回を目安に生活にとりいれるのがおすすめです。
会社が休みの1日だけ何時間もやるのはおすすめきません。週に2~3回、30分程度がやはり最適な運動量です。
体を動かすとストレス解消にもなり、体の調子はぐんとあがるでしょう。