2つの女性ホルモン エストロゲン や プロゲステロン という ホルモン の名前は聞いたことがあると思います。でも、それらが体内でどんな働きをしているかは、案外ご存じないのではないでしょうか。
ここで、 エストロゲン と プロゲステロン というふたつの 女性ホルモン の基本的な働きについて、簡単に説明しておきましょう。
女性の若さと健康は ホルモン が握っている と説明しましたが、 エストロゲン は、主に卵巣で作られていて、思春期に女性らしいからだの特徴を作り出したり、月経周期をコントロールする役割などを果たしています。
一方、 プロゲステロン は、受精卵が着床しやすいように働いたり、月経周期をコントロールする役割などを果たしています。
そのほかにも、このふたつのホルモンは、女性の健康と若さを守るさまざまな効果を持っています。
一例を挙げると、 エストロゲン には、胸を大きくする、膣の乾燥や粘膜の萎縮を予防する、ほてりや発汗をやわらげる、尿道のトラブルを改善するなどの効果が、 プロゲステロン には、不安を鎮める、性欲を保つ、血管の質を良くする、脂肪の代謝を助ける、睡眠障害を改善する、血糖値を正常に保つのを助けるなど、たくさんの効果があります。
たとえば、 エストロゲン の効果で膣の潤いが保たれれば健やかな性生活が送れますし、膀胱炎などの炎症にもかかりにくくなります。
プロゲステロン の効果で血管の質が良くなり血流が促されれば、全身の細胞が元気になり、肌の色・ツヤも良くなるでしょう。
脂肪を代謝する力が高ければ余分な脂肪がからだにつく可能性も低くなりますし、睡眠の質が高まったり不安が鎮まったりすれば精神状態が安定するはずです。
つまり 女性ホルモン の効果で全身のさまざまな臓器の健康が保たれていれば、表情や顔色は輝いてきますし、気力も体力も、日々の活動量も、そう簡単に衰えることはありません。 女性ホルモン とは、それほど強力な影響力を持ったものなのです。
最近のコメント