女性の老化防止の習慣

肌のハリやツヤ にも即影響 内側からキレイ を作る ホルモン の働き

内側からキレイ を作る ホルモン の働き は、女性が気になる 美肌 や ハリ などに大きく影響します。その人の若々しさを大きく左右する要素といえば、やはり 見た目 ではないでしょうか。ハリとツヤのある健康的な肌をしている人は、実際の年齢よりもぐっと若く見えるものです。

そんな肌のハリに大きく関係しているホルモンが、実は 女性ホルモン の プロゲステロン と、 男性ホルモン の テストステロン です。

肌の乾燥が気になる人は、 ホルモン 量を調べてみると、 プロゲステロン の値が低いことがよくあります。

内側からキレイ を作る ホルモン
内側からキレイ を作る ホルモン

アメリカでは、中高年の女性が肌のために プロゲステロン や テストステロンを補充する ホルモン治療 が広く行われています。 ホルモン を補充している人は、手術でメスを入れたときに皮膚のハリが全然違います。他の外科医の先生からも同じ経験をした話を聞きます。

また、年齢とともに胸が小さくなった という話を聞きますが、これもおそらく、 プロゲステロン の低下に伴って、徐々に肌のハリが失われていった結果だと思われます。

ですから、肌のたるみやシワを気にして 美容整形 を行う方がいらっしやいますが、本当はホルモンを増やすことから考えたほうが、より自然な効果が得られるでしょう。

そしてもうひとつ、その人の印象を大きく左右するのが、体型です。若い頃はスリムだった方でも、40代に入ると太りやすくなってきます。人間は年齢とともに筋肉量が減り、ただでさえ代謝が落ちてくるものですが、 エストロゲン 優勢状態になると、その影響によってさらに脂肪をため込みやすいからだになってしまうのです。 エストロゲン には水分を蓄える効果もあるため、むくみやすくもなります。

プロゲステロン には、脂肪を燃焼させやすくする効果と、自然な利尿作用があるのですが、 エストロゲン 優勢状態では、その効果がじゅうぶんに発揮されません。年齢で太りやすくなる陰には、実は、こんな理由も隠れているのです。

生理があっても排卵していない プレ更年期 に注意

生理があっても排卵していない プレ更年期 とはどういことでしょうか? 更年期 を迎える前の10年位の期間、30代後半~40代前半に 更年期 障害と同じような症状が現れる場合があり、これを プレ更年期 と呼びます。

プレ更年期
プレ更年期

多くの女性が 若さの衰え を感じはじめるのは、30代後半からです。多くの女性が、漠然と、「そんなものかな?」ととらえていらっしやるようですが、からだの中で大きな変化が起きていることをご存じでしょうか。

実は、その頃から、排卵が行われていない「無排卵月経」がはじまっています。本来であれば、生理ごとに、毎回卵巣から排卵が行われるのですが、卵巣機能の低下がはじまり、排卵がないままに生理を迎えるということが、起こってくるのです。

30代後半以降も生理は続くため、毎回排卵が起きていると思われている方は少なくありません。しかし、実際には、無排卵月経の頻度は年を追うごとに増え、やがて、完全に排卵がなくなって、閉経に至るのです。

近年、よく聞かれるようになった プレ更年期 というのは、ちょうど無排卵月経がはじまる30代後半から40代前半までの時期に起こります。症状は人それぞれですが、イライラする、よく眠れない、頭痛がする、肌が荒れる、性欲が落ちるなど、更年期に似た不快な症状が表れます。

そして、この プレ更年期 の症状も、ホルモン量の低下と、エストロゲン優勢が大きく関係していると考えられるのです。

実際、無排卵月経がはじまる30代後半頃から、プレ更年期が起きたり、 PMS がひのどくなったりする人や、あるいは、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫など、婦人科の病気にかかる人が増えてきます。

病気はもちろん、精神的に落ち着かなかったり、肌荒れなどがあっては、毎日を若々しく過ごすことはどうしても難しくなってしまうでしょう。

ですから、 プレ更年期 のような症状が表れはじめたら、できるだけ プロゲステロン の減少を抑え、余計に エストロゲン が増えないように、食事や習慣を整えていくことが、若さと健康を保つために欠かせないのです。

また最近では、卵巣年齢を予測するホルモンとして、 AMH (抗ミュラー管ホルモン) が測定できるようになっています。血液中の AMH は発育課程にある卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣内にどれくらいの卵の数が残っているかを反映していると考えられています。妊娠を希望している方で、自分の卵巣年齢が気になる方は、妊括をする前に一度測っておくとよいかもしれません。