やる気がでない 性欲が減退 要注意サイン は注意が必要です。実際のところ、 女性ホルモン はいつ頃から低下し、それにどうやって気づくものなのでしょうか。
基本的に、 女性ホルモン は30代後半から減りはじめますが、その頃から明らかな問題を感じている方は少なく、 ホルモンの減少 を疑っておられる方は多く、40代後半から急増します。
閉経に向けて生理周期が乱れてくるので、「これは更年期障害かもしれない」と、ご自分で気づかれるようです。みなさんが訴えられる症状でもっとも多いのが、
- 気力が出ない
- 疲れやすい
- よく眠れない
- 不安感がある
- イライラする
といった うつ的 なものです。更年期といえば、「のぼせ」や「ホットフラッシュ」が有名ですが、そうした症状を最初に訴えられる方はあまりいません。そのため、精神科や心療内科を受診してしばらく治療をしてみたけれどどうも良くならなかった、という方が多いのです。
うつなどの精神症状の要因としては、女性ホルモンの減少だけでなく、副腎の疲労や甲状腺ホルモンが低下している可能性などがありますが、ホルモン値を調べてみると、 プロゲステロン が足りない方が7 〜8 割にのぼります。中には、 エストロゲン も プロゲステロン もともに低過ぎるという方もいらっしやいます。
ですから、40代の方で、「最近、どうもやる気が出ない」「気持ちが落ち着かない」と感じる方は、女性ホルモンが低下している可能性は大きいと思います。
また、40歳前半で「性欲が落ちはじめた」と感じる方も同様です。女性の性機能障害は、日本では大きく扱われることはまだ少ないですが、アメリカでは一般の女性の間でも非常に関心が高く、積極的に改善・治療が進められています。
プロゲステロン が不足すると性欲は落ちますし、 エストロゲン が不足すると、膣の潤いがなくなり、セックス時に痛みなどが出るため、さらに性欲がなくなるという悪循環に陥ってしまいます。パートナーと良好な関係を保ち、生き生きとした生活を送るためにも、ご自身の性欲に関心を払ってみてください。
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