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副腎 に ストレス 続くととうつになりやすい

副腎 に ストレス 続くととうつになりやすい

副腎 に ストレス 続くととうつになりやすい 副腎 をいたわるには、ストレス対策 が重要でも紹介していますが、副腎にはストレスをかけないことがとても大切です。そしてそのストレスが続くと うつ になりやすいのです。

40代半ば以降から50代半ばくらいの、ちょうど 更年期 の頃になると、以前は朗らかだったのに、急にうつっぽくなったり、怒りっぽくなったりして、人が変わったようになってしまう人がいます。

こうした変化が激しい場合、それは 更年期障害 ではなく、 副腎疲労 からくるうつ状態の可能性が高いでしょう。

20代、30代と、仕事に出産に子育てにと働き続けてきた女性たちは、多くの方が長年ストレスに耐え続けて生活しています。若いうちは体力もあり、疲れても回復するものですが、40代に入る噴から、さすがに無理がきかなくなってきます。しかも、その頃になると責任ある仕事を任されたり、子どもの教育や受験なども重なってきて、ストレスは増す一方です。

その上、本格的に女性ホルモンの低下がはじまって、全身のホルモンバランスが崩れやすくなっています。こうした日々の中で、ストレスに対抗するために副腎からコルチゾールが出続けると、それが脳の偏桃体に直接影響を及ぼし、悲しみや不安感が助長され、結果的にうつ状態になってしまうことがあるのです。

こうした副腎疲労からくるうつ病は、決して珍しいものではありません。近年、心療内科に通っている人の半分くらいは、更年期や副腎疲労が主な原因だろうといわれているほどです。

更年期や副腎疲労が原因でうつ状態に陥っている場合は、精神科の薬を飲んでいるだけでは根本的には治りません。それよりも、副腎のホルモンである DHEA を補充することで回復することが少なくないのです。うつ病の薬で治療中の方で、一向によくならないという方は、そんな可能性も考えてみる必要があると思います。

うつ病で通院していても、一向によくならないので困っていると言われて検査を行ってみると、女性ホルモンとともに、 DHEA が低下していることがとても多いのです。そういう場合、精神科の薬を減らしながら、DHEA やプロゲステロンを補充していくと、順調に回復していかれる方が多くみられます。

長年精神科の薬を飲み続けていた方の場合は時間がかかりますが、軽症の方だと、2〜3か月ですっかり良くなってしまう方もいらっしやいます。

そこまで深刻な状態でなくても、40歳を過ぎて、「最近、気持ちが落ち込みがちで、やる気が出ないな」と感じている方は、副腎や甲状腺が疲れはじめている可能性があります。まずは日常生活の中にリラックスする時間を作ることを心がけてみてください。

甲状腺 労るなら ストレス対策

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甲状腺 労るなら ストレス対策 がとても重要です。体温を維持し、健康な皮膚や爪、髪を守るために欠かせない、甲状腺ホルモン。

その主なものは、 T4 と T3  ですが、このうち、より大切なのは T3 です。もともと、甲状腺で作られている主なホルモンは T4 です。この T4 の約 8 割が、肝臓や腎臓、筋肉などに運ばれ、そこで、とある酵素の影響を受けることで活性型のホルモンである T3 に変化します。

ですから、代謝を促すなどの力を発揮するのは、T 4ではなく、T3。つまり、→ 4がいくらあっても T3 が十分になければ、体調に悪影響が出てしまうのです。

実際、 T4 が十分にあっても T3 に変換されず、甲状腺ホルモンに問題が起こることがあります。その間題を引き起こす最大の原因が、やはり ストレス です。

ストレス が多いと、ビタミン類や、ミネラルが消費されてしまうため、 T4 から T3 への変換に欠かせない酵素が働かなくなってしまうのです。

すると、 T4 は活性型の  T3 になれず、  rT3 という非活性型のホルモンになってしまいます。

しかも、ホルモンというものは、それを受け止める側のカギ穴にすっぽりとはまることではじめてそのパワーを発揮します。このカギ穴をレセプターと呼ぶのですが、 rT3 がたくさんできると、本来 T3 が入るはずのレセプターが非活性型の rT3 に奪われてしまい、わずかに作られていた T3 も力を発揮できなくなつてしまいます。

こうなると、甲状腺の機能は低下の一途をたどり、悪循環に陥ります。日本では、検査を受けても T4 が十分にあれば、「問題なし」と判断されてしまうことがあるので、注意が必要です。とにかく、 ストレス が副腎と甲状腺のホルモンを減らす大敵であることは、間違いぁりません。ストレスを減らすことは、若さと健康のための大事な第一歩なのです。

副腎 をいたわるには、ストレス対策