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美容面 健康面 副腎疲労 のためにもビタミンC

美容面 健康面 副腎疲労 のためにもビタミンC

美容面 健康面 副腎疲労 のためにもビタミンC がとても大切です。美容と健康に欠かせない栄養素といえば ビタミンC が有名ですが、アンチエイジングの面からも、ホルモンバランスの面からも、 ビタミンC は非常に重要な栄養素です。

まず、コラーゲンの合成にかかわっているので、肌のハリを保つために欠かせません。これは、女性にとっては特にうれしい効果だと思います。また、抗酸化パワーの高さも見逃せません。私たちのからだを酸化、老化させてしまう最大の原因のひとつに活性酸素があります。

活性酸素は、呼吸でとり込んだ酸素や、赤外線、ストレスなどの影響で体内に増えていきます。細菌を殺す役割も果たしていますが、増え過ぎると細胞を攻撃するため、老化を促進し、病気の原因にもなります。

たとえば、肌にシミを作るのも、この活性酸素の悪影響によるものと考えられています。

ビタミンC には、この活性酸素を撃退する非常に強い抗酸化パワーが認められているのです。そして、私たちのからだの中には ビタミンC をたくさん使う臓器はいくつかありますが、その中でもっとも多くビタミンCを消費する臓器が副腎です。副腎疲労の方には、たくさんのビタミンC の補給が重要です。20代で、からだが健康体で、毎日の生活にもストレスがない場合は、それほど気にする必要もないかもしれません。

しかし、 40 歳を過ぎて多忙な日々を送っている場合は、食事で ビタミンC をとっていても、あっという間に消費してしまいます。すると、副腎は ビタミンC 不足のあおりを受けて、徐々に疲労していってしまうのです。

そんな ビタミンC を豊富に含んでいる食品といえば、やはり、果物と野菜です。特に、アセロラはわずか 1 粒で、成人女性の 1 日の ビタミンC 摂取推奨量 100 mgが とれてしまうほど ビタミンC が豊富です。

ほかにも、イチゴ、ミカンなどの柑橘類、柿、キウイなどに豊富です。ただし果物には、果糖という糖分が多いため、とり過ぎには注意が必要です。

野菜の場合は、パプリカ、菜の花、芽キャベツ、ゴーヤー、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモなどに豊富です。

ビタミンC は熱に弱く、水溶性のため、野菜をゆでると ビタミンC の含有量は約半分以下になってしまいます。できるだけ生で食べるようにしましょう。環境ホルモンの影響をできるだけ少なくするためにも、できれば有機野菜を選んでください。

なお、先に挙げた野菜のうち、サツマイモとジャガイモは、 ビタミンC の含有量がそれほど多くありません。しかし、イモの ビタミンC は加熱しても失われる量が少なく、加熱調理でたくさん食べられるので、 ビタミンC の補給に役立つと思います。

芋類のビタミンCは熱に壊れにくく美容食として最高

そして、もうひとつ付け加えておきたいのが、野菜を食べるときは、ぜひ、黒コショウをひとふりしていただきたいということ。実は近年の研究で、黒コショウの辛み成分であるピペリンに、 ビタミンC の吸収を高める作用があることがわかったのです。

ピペリンとは、コショウ科の植物に含まれる独特の辛味をもつ成分です。コショウは私たちの家庭において身近な調味料として広く利用されています。さまざまな調理によく合うため、世界中でも有名な香辛料として知られています。

生野菜や温野菜にはもちろんのこと、ジュースやスムージーなどにしたときも、ちょっと黒コショウを加えることで、ビタミンC の吸収率がアップします。

ビタミンCを多く含む食品

炭水化物の摂りすぎは副腎疲労の原因に

炭水化物の摂りすぎは副腎疲労の原因に

炭水化物の摂りすぎは副腎疲労の原因に なるので注意しなければいけません。見た目の若々しさのためにも、健康を維持するためにも、そして、ホルモンのバランスを保つためにも、太り過ぎないことは大切です。

しかし、若い頃と同じ食事・習慣のままでいると、30  代の後半から、人はどうしても太りやすくなってきます。もし、「最近太りはじめたな」と感じたら、食生活を見直して、体型の維持に努めましょう。

世の中にはいろいろなダイエット法が紹介されていますが、お勧めは、やはり「糖質制限食」です。みなさんよくご存じだと思いますが、主にご飯やパン、麺類など炭水化物と、甘いものを控えることで、糖質を制限するダイエット法です。

糖質制限食

日本人は穀物から栄養を摂取してきた人種なので、体質的に脂質より炭水化物をエネルギーとしてからだに蓄えやすいようにできています。そのため、食べ物からとった炭水化物は分解されて糖分になり、それが脂肪に変換されて体内に琴えられてしまいます。

これに比べると脂質はとり過ぎても便と一緒に体外へ排出されやすい傾向にあるので、脂質より炭水化物を控えたほうが、効率よくやせられるのです。

しかし、私が糖質制限食を勧めるのは、余分な脂肪を減らせるからだけではありません。実は、炭水化物のとり過ぎは、副腎疲労につながるからです。副腎が疲れれば、全身のホルモンに影響が及び、女性ホルモンのバランスも崩れてしまいます。

では、なぜ炭水化物を食べ過ぎると、副腎に負担がかかるのでしょうか。砂糖や炭水化物などの糖質は、食べると血糖値が急激に上がります。すると、上がった血糖値を下げるために、膵臓からインスリンが分泌され、今度は血糖値が急激に下がることになります。

さらには、上がり過ぎた血糖値を平常レベルに戻すために、副腎からコルチゾールが分泌されます。つまり、糖質をたくさん食べると、コルチゾールがどんどん分泌されるため、副腎が疲れていってしまうのです。40 代に入ったら、副腎をいたわるためにも、できれば糖質の量を抑え、そのぶん、肉や魚、卵などのたんばく質や野菜で補う食生活を心がけましょう。