甲状腺 労るなら ストレス対策 がとても重要です。体温を維持し、健康な皮膚や爪、髪を守るために欠かせない、甲状腺ホルモン。
その主なものは、 T4 と T3 ですが、このうち、より大切なのは T3 です。もともと、甲状腺で作られている主なホルモンは T4 です。この T4 の約 8 割が、肝臓や腎臓、筋肉などに運ばれ、そこで、とある酵素の影響を受けることで活性型のホルモンである T3 に変化します。
ですから、代謝を促すなどの力を発揮するのは、T 4ではなく、T3。つまり、→ 4がいくらあっても T3 が十分になければ、体調に悪影響が出てしまうのです。
実際、 T4 が十分にあっても T3 に変換されず、甲状腺ホルモンに問題が起こることがあります。その間題を引き起こす最大の原因が、やはり ストレス です。
ストレス が多いと、ビタミン類や、ミネラルが消費されてしまうため、 T4 から T3 への変換に欠かせない酵素が働かなくなってしまうのです。
すると、 T4 は活性型の T3 になれず、 rT3 という非活性型のホルモンになってしまいます。
しかも、ホルモンというものは、それを受け止める側のカギ穴にすっぽりとはまることではじめてそのパワーを発揮します。このカギ穴をレセプターと呼ぶのですが、 rT3 がたくさんできると、本来 T3 が入るはずのレセプターが非活性型の rT3 に奪われてしまい、わずかに作られていた T3 も力を発揮できなくなつてしまいます。
こうなると、甲状腺の機能は低下の一途をたどり、悪循環に陥ります。日本では、検査を受けても T4 が十分にあれば、「問題なし」と判断されてしまうことがあるので、注意が必要です。とにかく、 ストレス が副腎と甲状腺のホルモンを減らす大敵であることは、間違いぁりません。ストレスを減らすことは、若さと健康のための大事な第一歩なのです。
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