女性の老化防止の習慣 > 2021年 > 6月

眠りが浅い 起床時に疲れがとれない 副腎 が原因

眠りが浅い 起床時に疲れがとれない 副腎 が原因

眠りが浅い 起床時に疲れがとれない 副腎 が原因 日本人の 5 人に 1 人は悩んでいるという 睡眠障害。特に、 40 代半ば頃から、

  • 疲れているのに夜眠れない
  • 寝てもすぐ目が覚める
  • 眠りが浅くて朝が辛い

といった症状を訴える女性が急増えします。よく眠ることで疲労を解消しない限り、人はどうしても心身ともに老いていってしまいます。

眠りが浅い 起床時に疲れがとれない 副腎 が原因
眠りが浅い 起床時に疲れがとれない 副腎 が原因

睡眠障害 には、いろいろな要素が複合的に重なっていることが多いのですが、実は 副腎 の状態が関係しています。 副腎 から分泌される コルチゾール は、人の生体リズムに大きな影響を及ぼしている ホルモン なのです。

コルチゾール の分泌量は、基本的に、早朝から増えはじめ、だいたい朝 8 時頃にピークを迎えます。その後、夜に向けて下がっていき、人が眠っている夜中から早朝にかけてもっとも低くなります。

つまり、 コルチゾール が出ている間、人は活動的になり、コルチゾールが減っている間に休息するのです。

そういう意味で、 コルチゾール と反対の働きをしているのが、脳の松果体から分泌されるホルモンである、メラトニンです。健康な人の場合、昼間はコルチゾールの分泌が多く、夜になるとメラトニンが増えてくることで眠気を感じ、しっかり眠れるようになります。

ところが、副腎が疲れていると、コルチゾールが日中しっかり出ない上に、夜になってもだらだらと出続け、ホルモン分泌のリズムを乱します。その結果、メラトニンの分泌が減り、夜はよく眠れず、朝はなかなか起きられない、あるいは朝早く目覚めてしまう、そして、 1 日中なんとなく眠い、といった状態に陥ってしまうわけです。

ちなみに、メラトニンは、抗酸化作用が非常に高いスーパーホルモンとして、近年、特に注目を集めています。「抗酸化作用」とは、私たちのからだをサビさせ、老化や病気の原因となる酸化物質を撃退する作用のことです。このためメラトニン には、疲労を回復させる、気分を向上させる、

  • がん
  • 動脈硬化
  • 骨粗鬆症
  • 認知症

を予防するといった報告が、学会で相次いで発表されています。いまや、 副腎 の元気を保ち、 メラトニン の分泌を促すことは、若さと健康を維持するための、新常識になりつつあるのです。

なお、 40 代後半以降の女性の多くが、「よく眠れなくなった」と悩まれていますが、 プロゲステロン が不足していることがよくあります。その場合、 プロゲステロン が増えれば改善します。 プロゲステロン には眠りの質を良くする効果もあるのです。

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注意:妊婦又は妊娠していると思われる方はご利用をお控えください。

副腎 に ストレス 続くととうつになりやすい

副腎 に ストレス 続くととうつになりやすい

副腎 に ストレス 続くととうつになりやすい 副腎 をいたわるには、ストレス対策 が重要でも紹介していますが、副腎にはストレスをかけないことがとても大切です。そしてそのストレスが続くと うつ になりやすいのです。

40代半ば以降から50代半ばくらいの、ちょうど 更年期 の頃になると、以前は朗らかだったのに、急にうつっぽくなったり、怒りっぽくなったりして、人が変わったようになってしまう人がいます。

こうした変化が激しい場合、それは 更年期障害 ではなく、 副腎疲労 からくるうつ状態の可能性が高いでしょう。

20代、30代と、仕事に出産に子育てにと働き続けてきた女性たちは、多くの方が長年ストレスに耐え続けて生活しています。若いうちは体力もあり、疲れても回復するものですが、40代に入る噴から、さすがに無理がきかなくなってきます。しかも、その頃になると責任ある仕事を任されたり、子どもの教育や受験なども重なってきて、ストレスは増す一方です。

その上、本格的に女性ホルモンの低下がはじまって、全身のホルモンバランスが崩れやすくなっています。こうした日々の中で、ストレスに対抗するために副腎からコルチゾールが出続けると、それが脳の偏桃体に直接影響を及ぼし、悲しみや不安感が助長され、結果的にうつ状態になってしまうことがあるのです。

こうした副腎疲労からくるうつ病は、決して珍しいものではありません。近年、心療内科に通っている人の半分くらいは、更年期や副腎疲労が主な原因だろうといわれているほどです。

更年期や副腎疲労が原因でうつ状態に陥っている場合は、精神科の薬を飲んでいるだけでは根本的には治りません。それよりも、副腎のホルモンである DHEA を補充することで回復することが少なくないのです。うつ病の薬で治療中の方で、一向によくならないという方は、そんな可能性も考えてみる必要があると思います。

うつ病で通院していても、一向によくならないので困っていると言われて検査を行ってみると、女性ホルモンとともに、 DHEA が低下していることがとても多いのです。そういう場合、精神科の薬を減らしながら、DHEA やプロゲステロンを補充していくと、順調に回復していかれる方が多くみられます。

長年精神科の薬を飲み続けていた方の場合は時間がかかりますが、軽症の方だと、2〜3か月ですっかり良くなってしまう方もいらっしやいます。

そこまで深刻な状態でなくても、40歳を過ぎて、「最近、気持ちが落ち込みがちで、やる気が出ないな」と感じている方は、副腎や甲状腺が疲れはじめている可能性があります。まずは日常生活の中にリラックスする時間を作ることを心がけてみてください。