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症例(腰痛・肩こり)

うつ病の症例13「腰痛、肩こり」はヌーススピリッツ

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Tさんの場合

Tさんの会社では、最近、続けて5人もの社員が退職。2人は急に出社しなくなりました。そのおかげで急に忙しくなりました。仕事をやってもやっても片付かないのです。

派遣社員やパート職員は補充されましたが、企画書の作成やたび重なる会議への出席などは正社員であるTさんが引き受けるべきもの。
断って「できないヤツ」とは思われたくないし、自分は正社員なのだからと思い頑張っています。でもこのところ腰痛と肩こりがひどく、鎮痛薬や湿布薬などいろいろ試しても効きません。

朝、腰の痛みで起きるのもつらくなってきました。

肩こりや腰痛は、運動不足、同じ姿勢を長時間続ける、あるいは老化とともに起こってくる場合もあります。しかし、ストレスが原因の肩こり、腰痛もあるのです。

緊張したり、ストレスを感じたりすると、筋肉が緊張します。そうすると、血行も悪くなり、疲労のもととなる乳酸などの物質が筋肉中にたまります。不快感や痛みが増し、さらに筋肉は緊張し硬直します。こうして、慢性的な肩こりや腰痛が引き起こされるのです。

自分の実力以上の仕事が体を苦しめている

肩こりや腰痛は、心理学的に意味づけをするなら「能力、体力以上の仕事を抱えてしまった」サインなのです。正社員だからと頑張るTさんや、仕事と役員活動などが重なってしまった人も、自分の力以上の仕事を引き受けています。

背中のリュックサックが仕事や役職でいっぱいになり背負いきれず、ストレスを抱えている状態なのです。肩こりや腰痛に見舞われやすいタイプの代表例が、Tさんのようなタイプ。頼まれたことを断って、やる気がないと評価されるのが嫌な人です。

上昇志向が強い女性に多く、実際、ある程度有能で仕事もテキパキこなします。つねに「自分はもっとできるはず」という思いも強いので、「できません」というセリフはプライドが許しません。そんなことを口にするくらいなら体がボロボロになってでも仕事をクリアーしてみせる!という無理したがんばりで体が悲鳴をあげてしまうのです

だから、どんどん仕事を引き受けてしまうのです。しかし、体は限界にきていますから、肩こりや腰痛が身体症状として出てくるのです。また、NOと言えず、断ったら誰かに悪く言われるかもしれない?と、周囲の眼を気にするタイプの人も要注意です。

職場でも、PTAでもいじめられたくないという気持ちが強く働き、その結果、断われず、過剰に仕事を引き受けてしまいます。
肩こりや腰痛は、とにかく筋肉や骨の異常と思い込みがちですが、背景に精神的なストレスが隠れていることは珍しくありません。鎮痛薬を飲んでもダメ、整形外科の治療を受けても治らないとなれば、心療内科や精神科を受診してみることです。

出来ないことは無理にやらずに断る

肩こりや腰痛の症状をやわらげるには、ハリやマッサージなどの対症療法を行います。うつが原因の場合は、抗うつ薬で痛みが軽くなるケースもありますが、一時的にしか痛みは軽くならず、筋肉をほぐさなければ、何度も繰り返します。

痛いからといって動かさないでいると、筋肉が固まってしまい、ますます痛みがひどくなります。対症療法とともに、ウォーキングやストレッチ、入浴などで筋肉をほぐすようにしましょう。ウォーキングやストレッチの注意点は、1日何分、何時間とキッチリ決めないこと。「やらねばならない」と思うと、できなかったときにまたそれがストレスになるからです。

気分がのらない日は、ちょっと伸びをする程度で十分です。同時に、肩こり、腰痛の原因となったストレスにも目を向けましょう。

仕事を引き受けすぎる人は、できないことは割りきって断る習慣をつけます。「ここまでの仕事ならできます」「明日まではムリですが、金曜の午前中までならできます」「推薦してくださってありがとう。でも、あちらの役職も引き受けているので2つは時間がなくて難しいの。ごめんね」「役員会を交替で出てもよいなら引き受けます」など、できること、できないことをハッキリさせて上手に対応することです。

リュックサックの重さに耐えかねて倒れてしまっては、本来の自分の夢や目標を達成できなくなってしまいます。心地よい人生を送ることが難しくなってしまいますよ。

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