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症例(お腹が痛い)

うつ病の症例10「腹痛」

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Nさんの場合

Nさんは保険会社の総合職で働きはじめて5年目です。28歳という若さでで早くも主任に昇格しました。肩書き付きの名刺はちょっと自慢に思えました。

でも、年下の男性社員や、一部の女性社員に対してうまくリーダーシップが発揮できません。「甘く見られているのかしら?」と考えるうちに、朝、腹痛に悩まされたり、会議の直前に下痢を繰り返しトイレに駆け込むことが増え、最近は会社に行くのが憂うつです。

腹痛や胃の痛み、下痢、便秘、おなかが張るなどの症状が続き、内科や胃腸科などを受診しても治らないケースがあります。

市販の整腸薬や、病院で処方された消化器薬も効かず、原因もいまひとつはっきりしたものが見つかりません。こんな場合は、精神的なストレスや不安が原因と考えられます。なかでも代表的なのは、精神的ストレスが腸にあらわれる「過敏性腸症候群」です。症状が重いと、トイレが心配で外出しにくくなり、うつに陥ることもあります。

「昇進」といううれしい変化もストレスが同時に起こり腹痛や下痢を引き起こす

腸は、動きを活発にする副交感神経と、それを抑える交感神経で調節されています。

ストレスを受けると、2つの自律神経の調節がうまくいかなくなり、腹痛や下痢などさまざまなおなかのトラブルに見舞われるのです。
Nさんのように、「昇進」という一見、ハッピーな出来事でも、仕事環境や人間関係が大きく変わると、それが精神的ストレスになるのです。

リーダーシップをとらなければと気負いすぎたのも原因のひとつ。女性には誰かについていくことを好み、重い責任が伴う管理職になるのを嫌がる人も多くいます。昇進がストレスの原因になることも珍しくありません。意外なことですが、昇進に限らず、入学や就職、結婚、開業など、周囲から「おめでとう」と言われる獲得体験も、うつのきっかけになります。リストラされた人も就職した人も、環境や人間関係、生活パターンが大きく変わる点では同じだからです。

過敏性腸症候群では、不安やあせりを鎮める抗うつ薬と胃腸薬の処方で、症状は落ち着きます。リーダーシップは経験を積むことで身につくもの。薬で症状を抑え、失敗を恐れず仕事に取り組みましょう。自信がつけば自然と薬も手放せます。「気持ちが落ち着いている」と自己暗示をかけるのも効果的です。
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