腸をも若返らせる水の効果

白神山地の水

白神山地の水

白神山地の水 の紹介です。白神山地の水の採水地は、青森県鰺ヶ沢町に位置する白神の森。まわりに民家等はなく、関係者以外立ち入ることはできません。創設者は林業を営んでいた森の「職人」。その職人が自信を持って厳選した水源地です。

白神山地の水

白神山地の水
白神山地の水

白神山地 日本初の世界自然遺産

白神山地は、標高100メートルから1,200メートルの山々が連なる、青森県と秋田県に広がる山地帯の総称で、広さは約13万haです。

ブナを主とする天然生広葉樹林が多く、ブナやアオモリマンテマやツガルミセバヤ、ニホンカモシカやニホンツキノワグマ、クマゲラ、イヌワシなど、学術的にも貴重な動植物が生息し、極めて価値の高い自然生態系が今日まで保たれています。

1993年12月、コロンビアのカルタヘナで開催された第17回世界遺産委員会において、屋久島とともに日本初の世界自然遺産に登録されました。

人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ林が世界最大級の規模で広がっています。
別名「天然のダム」と言われるほど豊富な水源を有し、貴重な動植物を守り続けてきた森です。

白神山地の水 世界自然遺産

縄文時代に誕生したとされる白神山地のブナの森に降った雨は、地表を覆う厚いブナの葉土に貯えられ、気の遠くなるような年月をかけて地下に浸透します。

そして、森林土壌のフィルターにより不純物を取り除かれ、清らかな水となり再び地表に出てくるのです。

こだわりの非加熱製法

山で飲む水はなぜおいしいのか?
もともと林業を生業としていた創設者は考えました。

答えは、加熱されていない「生」の水だからではないか。

白神山地の水は、1995年の設立時以来、加熱製法せずボトリングすることにこだわり、自然のおいしさを皆様にお届けしています。
水中に溶け込んだ酸素や二酸化炭素を自然のまま残すこと、これが美味しさの秘密です。
製法は3段階のミクロフィルター濾過。設立以来変わらぬ製法です。

【採水方法】
ポンプ等は使用せず、自噴する湧水の10%未満を採水。残りの湧水はきれいな沢に。
環境にやさしい採水方法です。

硬度わずか0.2㎎/Lの超軟水

まろやかでやわらかな飲み心地は、常温でもくせがなくおいしく、カラダに負担をかけることなく飲むことが出来ます。
このカラダにやさしい湧水は、赤ちゃんも安心してお飲みいただけます。

【おすすめ用途】
毎日の飲用。コーヒー、紅茶、お茶、水割り、炊飯、お料理(出汁とり)など。
すぐれた抽出力に加え、食材の品質を最大限に引き出します。

白神山地の水

口あたりのよい軟水

硬水で作る肉料理はスープにまで旨味が溶け出す

肉料理

料理や飲み物で水を使い分ける

和食、洋食のおいしさは軟水、硬水に関係している

日本はお米の文化ですが、それが定着したのは、水が関係しています。軟水でお米を炊くとふっくらと仕上がり、硬水で炊くと食物繊維が固くなってしまい、少々パサつきます。

少し賛沢な使い方にはなりますが、お米は研ぐときからミネラルウォーターを使用するとよいでしょう。お米に一番はじめに加える、最初に研ぐときの一番水は米への吸収力がよく、実は、一番大切です。

 

できれば、一番水こそ浄水器の水やミネラルウォーターがベスト。お米と同じように、出汁にも同じことがいえます。出汁の味も軟水を使うと味全体にまるみのあるおいしい出汁になります。カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の多い硬水では、鰹や昆布のうま味成分が溶けにくく、アクが出やすくなってしまいます。

しかし、鰹だしを強くしっかり取ろうとするときは、硬水が合っていて、昆布だしをしっかり取るときは硬度の低い軟水が出汁をおいしく取るコツです。

日本国内でも軟水と硬水があります。関東以東の井戸水は比較的硬水が多く、関東以西では硬度の低い軟水が多いようです。

その証拠に、関西では昆布だしが多く、関東では鰹だしをメインにしています。やはり、その土地の水に合った調理法が代々受け継がれていくものです。柔らかな和食の料理には、やはり軟水が合っています。

反対に洋食はというと総じて硬水との相性がよいようです。パスタ、ピザ、シチューなどはワンランクアップの味が望めますし、チャーハン用のお米を炊くときやパエリアなどの米料理は、硬度が80 〜120喝mg/lの硬めの軟水から中硬水で調理すると、お米がほどよくパラパラになり、とてもおいしく本格的にいただけるようになります。ビーフシチューなどの肉料理には、硬度300mg/l程度の中硬水で煮込むことで、肉が柔らかくなるだけでなく、スープに溶け出した肉のうま味がとても深くなります。

野菜を煮たり、野菜スープをつくるときは、軟水のほうが味がよくしみて素材も柔らかくなります。さらに、根菜類をじっくり煮るときに硬水を使うことでアクが出なくなるため、見栄えからしてひとつの選択肢かもしれません。このように料理をする際には、軟水と硬水を使い分けるのも、料理をより味わい深く楽しむポイントなのかもしれません。

日本茶は軟水、コーヒー紅茶は中硬水

もちろん、お茶の味も軟水と硬水で変わってきます。軟水の国である日本のお茶は軟水でなければ、うま味のあるおいしいお茶はいれられません。

日本茶を硬水でいれるとうま味が減少してしまいます。パリから帰ってきた知人の話ですが、良質な日本茶を買って行っても、フランスの硬水でいれては安いお茶と大して味が変わらないと言っていました。

 

ヨーロッパは硬水の国ですからお茶の昧がひきたたないのも無理もありません。日本茶は軟水の多い土壌で育った茶菓のため、軟水が一番合うのです。紅茶や中国茶は、うま味よりも香りを楽しむお茶のため、軟水や中硬水が向いています。

紅茶でもアッサム茶葉など渋みの強いものは、中硬水でいれると渋みが和らぎまろやかな味になります。

一方、ダージリン茶葉は軟水のほうが香り高く、よりおいしくいれることができます。また、コーヒーに合うのは中硬水〜硬水がよいでしょう。

しかし、コーヒーの好みによって水を使い分けることができます。酸味の強いコーヒーがよい場合は、カルシウム成分の多い中硬水がおすすめです。逆に、苦味や渋みを強くしたい場合は、マグネシウムの多い硬水にするとよいでしょう。コーヒーは豆の焙煎具合によっても異なりますので、焙煎の浅い豆のときは中硬水、熔煎の深い豆のときは硬水を使うと、コーヒーの味わいの違いをよりいっそう楽しめます。

水の温度もおいしく飲むポイント

人が水を心地よいと感じる冷たさは5〜12度とされています。冷蔵庫の基本設定温度は1~15度ほどですので、冷蔵庫で冷やした水は冷たすぎてしまいます。

そこでおすすめなのが野菜室です。野菜室の設定温度は5〜7度ですので、冷たすぎずちようどよい温度になります。おいしい水の温度の目安は、軟水は夏は7〜12度、冬は15〜18度。硬水は夏は7〜10度、冬は12〜15度です。炭酸水は年間を通し7〜12度がよいでしょう。

マグネシウムの多い硬度の高い水は、温度が低いほど苦味を感じます。飲みやすい温度を自分で見つけると、苦味を気にせず健康的な水を楽しめます。

日本茶
軟水(高度50mg/dlほど)
紅茶
軟水~中硬水(硬度50~100mg/lほど)
中国茶
軟水~中硬水硬度50~100mg/lほど)
コーヒー
  • マイルドな苦みとやや強い酸味 中硬水(100mg/lほど)
  • 苦みと香りを出す 硬水(硬度300mg/lほど)

浄水器選び

浄水器からの水

浄水器はろ材で決まる

水道水のリスクを考えると、浄水器を設置したくなるのは当然のことです。ここでは、どのようにして浄水器を選んだらよいかに焦点を当てようと思います。

浄水器に必須のろ材(ろ過装置・フィルターに使用するろ過層に入れるための素材)にはどのような種類がどのくらいあるかを見てみましょう。

ほとんどの浄水器は、基本的に除去物質が異なる2つ以上のろ材を組み合わせて使用しています。ろ材は浄水器の命。何をどのように使うかで、浄水能力にも影響してきます。

粒状活性炭
昔から一般的にろ材として使用されている活性炭は、樹木、竹、椰子ガラなどを焼いた炭のことで、ろ材として使用されるのはもっとも良質な椰子ガラを原料にしたものです。
活性炭は吸着能力が高く、水の中でも接触面積が大きいだけでなく、使用期間も長いのが特徴です。
銀添着活性炭
高品質の椰子ガラ活性炭に銀を添加させたもので、銀が持っている殺菌力を利用しています。銀は有毒という人もいますが、100㎍/Lの水を毎日飲み続けてもまったく問題ありません。
繊維状活性炭
糸状のプラスチックを原材料に繊維状にしたものです。水中における有機物の吸着能力に優れています。粒状活性炭との組み合わせで、ほとんどの有機物を除去することができます。
イオン交換樹脂
水の中の金属イオンを吸着して無害のイオンに交換しますが、細菌や有機物質は除去できません。表面積が大きく交換速度が速いという特徴がある一方、値段も高く交換期問が短いという難点があります。
ハイドロキシアパタイト
骨などの主成分であるリン酸カルシウムの一種。水に溶けている鉛を除去するのに使用されています。鉛プラスイオンを吸着してカルシウムプラスイオンを放出します。
物質はプラスイオンとマイナスイオンでできていて、カルシウムはイオン化するとプラスイオンになります。イオン化すると吸収率がアップします。
RO膜
水不足を懸念し1960年にアメリカで海水淡水化が実用化されたもの。現在、アメリカでは80%以上の家庭でRO膜タイプの浄水器が使用されているといいます。RO膜のろ材は、塩素、トリハロメタン、トリクロロエチレン、細菌、赤サピ、アスベスト繊維、放射線物質、各種ミネラルなどを取り除いてピュアウォーター(純水)をつくることができます。
中空糸膜
浄水器にもっとも多く使用されています。中空糸膜の口径は0.1~0.3µmなので細菌、ウイルス、藻類、赤サビなどを除去します。中空糸膜は無菌水の製造にも使用されています。活性炭や中空糸膜を使った浄水器はミネラルが除去されずに残ります。

浄水器を選ぶポイント

浄水器のほとんどは、数種類のろ材を使ってトリハロメタン、細菌などの有害物質を除去しています。大切なのは、どのような有害物質を除去する能力があるかということです。

浄水器には除去する物質が明記されています。逆にいうと、明示のない物質はほとんど除去されないと思ってよいでしょう。

蛇口に直接取り付ける安価なものでも、活性炭や中空糸膜のろ材を使って、ミネラルは残したままトリハロメタンなどの有害物質を除去するものあります。忘れられがちなものに、お風呂のシャワーがあります。

塩素は皮膚からは吸収されませんが、皮膚を荒らしますので、少なくとも塩素を取り除くシャワーヘッドを使って、髪や肌を洗うようにしたいものです。ちなみに、お風呂はドラッグストアで市販されているアスコルビン酸を1g入れてからお湯を溜めるようにすると塩素反応は消えてしまいます。