女性の老化防止の習慣 > 2021年 > 7月

海藻 甲状腺ホルモンを増やす

海藻 甲状腺ホルモンを増やす

海藻 甲状腺ホルモンを増やすために必要です。女性の場合、甲状腺の機能が低下していることは、決して珍しいことではありません。

甲状腺機能低下症の発生率は、35〜60歳の女性でほ・5パーセント、60歳以上の女性では 15〜20 %ですから、中高年になるとだいたい10 人に 1 〜 2 人は甲状腺機能低下症ということになります。

ですから、いま現在は甲状腺機能低下症でない方も、油断は禁物です。全身のホルモンバランスを良好に保つために、日頃から、甲状腺の働きをサポートする食事を心がけていただきたいと思います。甲状腺ホルモンの生成と分泌に欠かせない栄養素は、ヨウ素とチロシンです。ヨウ素はミネラルの一種で、海藻などの海産物に多く含まれています。古くは海から遠く離れた内陸地の人々にヨウ素不足が見られたため、現在、ヨーロッパヤアメリカでは、ヨウ素が添加された食卓塩が販売されています。

もともと、海産物をよく食べる日本人にはヨウ素不足の心配はほとんどありませんでした。しかし近年、日本人でもヨウ素が不足する人が増えてきたという報告があります。

おそらく、昆布から出汁をとる人が減ったり、海産物を食べる量が減ってきているからでしょう。日頃から肉類や炭水化物ばかり食べているような方は、汁物や煮物を作るときは昆布で出汁をとったり、焼きノリやワカメ、魚の切り身などを日々の食事にとり入れてください。

ただし、ヨウ素をとり過ぎると甲状腺腫になるリスクが上がるので、昆布などの食べ過ぎは禁物です。

なお、甲状腺ホルモンの原料になるもうひとつの栄養素であるチロシンは、アミノ酸の一種です。アミノ酸はたんばく質の一種なので、こちらは肉や魚を普通に食べていれば問題ないと思います。

炭水化物の過剰摂取は副腎疲労 になることを紹介しましたが、こうした炭水化物などの主食を食べる前に 海藻 を食べれば血糖値の急上昇も防げます。

がごめ昆布 昆布水で 快便 血圧安定 血管の若返り

美容面 健康面 副腎疲労 のためにもビタミンC

美容面 健康面 副腎疲労 のためにもビタミンC

美容面 健康面 副腎疲労 のためにもビタミンC がとても大切です。美容と健康に欠かせない栄養素といえば ビタミンC が有名ですが、アンチエイジングの面からも、ホルモンバランスの面からも、 ビタミンC は非常に重要な栄養素です。

まず、コラーゲンの合成にかかわっているので、肌のハリを保つために欠かせません。これは、女性にとっては特にうれしい効果だと思います。また、抗酸化パワーの高さも見逃せません。私たちのからだを酸化、老化させてしまう最大の原因のひとつに活性酸素があります。

活性酸素は、呼吸でとり込んだ酸素や、赤外線、ストレスなどの影響で体内に増えていきます。細菌を殺す役割も果たしていますが、増え過ぎると細胞を攻撃するため、老化を促進し、病気の原因にもなります。

たとえば、肌にシミを作るのも、この活性酸素の悪影響によるものと考えられています。

ビタミンC には、この活性酸素を撃退する非常に強い抗酸化パワーが認められているのです。そして、私たちのからだの中には ビタミンC をたくさん使う臓器はいくつかありますが、その中でもっとも多くビタミンCを消費する臓器が副腎です。副腎疲労の方には、たくさんのビタミンC の補給が重要です。20代で、からだが健康体で、毎日の生活にもストレスがない場合は、それほど気にする必要もないかもしれません。

しかし、 40 歳を過ぎて多忙な日々を送っている場合は、食事で ビタミンC をとっていても、あっという間に消費してしまいます。すると、副腎は ビタミンC 不足のあおりを受けて、徐々に疲労していってしまうのです。

そんな ビタミンC を豊富に含んでいる食品といえば、やはり、果物と野菜です。特に、アセロラはわずか 1 粒で、成人女性の 1 日の ビタミンC 摂取推奨量 100 mgが とれてしまうほど ビタミンC が豊富です。

ほかにも、イチゴ、ミカンなどの柑橘類、柿、キウイなどに豊富です。ただし果物には、果糖という糖分が多いため、とり過ぎには注意が必要です。

野菜の場合は、パプリカ、菜の花、芽キャベツ、ゴーヤー、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモなどに豊富です。

ビタミンC は熱に弱く、水溶性のため、野菜をゆでると ビタミンC の含有量は約半分以下になってしまいます。できるだけ生で食べるようにしましょう。環境ホルモンの影響をできるだけ少なくするためにも、できれば有機野菜を選んでください。

なお、先に挙げた野菜のうち、サツマイモとジャガイモは、 ビタミンC の含有量がそれほど多くありません。しかし、イモの ビタミンC は加熱しても失われる量が少なく、加熱調理でたくさん食べられるので、 ビタミンC の補給に役立つと思います。

芋類のビタミンCは熱に壊れにくく美容食として最高

そして、もうひとつ付け加えておきたいのが、野菜を食べるときは、ぜひ、黒コショウをひとふりしていただきたいということ。実は近年の研究で、黒コショウの辛み成分であるピペリンに、 ビタミンC の吸収を高める作用があることがわかったのです。

ピペリンとは、コショウ科の植物に含まれる独特の辛味をもつ成分です。コショウは私たちの家庭において身近な調味料として広く利用されています。さまざまな調理によく合うため、世界中でも有名な香辛料として知られています。

生野菜や温野菜にはもちろんのこと、ジュースやスムージーなどにしたときも、ちょっと黒コショウを加えることで、ビタミンC の吸収率がアップします。

ビタミンCを多く含む食品