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心臓病のリスク回避にはマグネシウム

心臓病のリスク回避にはマグネシウム

マグネシウムも摂らないとカルシウムは機能しない。両者のバランスが大切。

カルシウムを含む水を飲むと、血管が丈夫になり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが下がります。しかし、健康そのものをよくするためには、カルシウムだけでは不十分です。

カルシウムの過剰摂取は逆に命を縮めてしまうため注意が必要です。カルシウムが細胞内に蓄積すると動脈硬化を誘発させ、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしかねません。さらに高血圧の原因になり、脳細胞に蓄積されると認知症の原因になり、脊髄に溜まると神経の変性を引き起こします。

カルシウムの過剰摂取を防ぐには、マグネシウムと一緒に摂ることが大切です。マグネシウムはカルシウムの細胞内蓄積を阻止する物質です。カルシウムはマグネシウムの助けを借りなければ有効に作用できず、体にとって有害になることさえあります。

カルシウムとマグネシウムを豊富に含む水が心筋梗塞などの心臓病を予防するという報告が、フィンランド国立公衆衛生研究所のM・カルポネン博士のチームにより発表されています。フィンランドでは、以前より西部より東部ではるかに心筋梗塞による死亡率が高い状況でした。

こでカルポネン博士は、住民の飲み水の硬度を10年間にわたり追跡調査したのです。この結果、飲み水の硬度の高い地域に住む男性ほど心筋梗塞のリスクが低く、水の硬度が1 dH(dH =ドイツで使用されている硬度の単位) 上がると、心筋梗塞のリスクは1% 下がることがわかりました。
硬度の高い水を飲んでいれば心筋梗塞になりにくいといったように、水の硬度と心筋梗塞のリスクは逆相関にあるのです。さらに、カルポネン博士らは飲用水に含まれるフツ化物、鉄、銅、亜鉛、硝酸塩、アルミニウムなどの濃度も調べ、これらのミネラルと心筋梗塞の発症リスクとの関係も調べました。

するとフッ化物は心筋梗塞を防ぎ、鉄と銅は心筋梗塞のリスクを高めることがわかりました。そのほかのミネラルと心筋梗塞の発症率に差はあまりなかったとのことです。また、マグネシウムの摂取量が年々減ってきていることにもかカルポネン博士は注目しています。

厚生労働省が推奨する日本におけるマグネシウムの1日あたりの摂取必要量は男性は300mgほど、女性は250mgほどです。この数値を満たしていないと、心筋梗塞のリスクは高くなるといえるでしょう。

マグネシウムを多く含む海洋深層水

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脳梗塞や心筋梗塞のリスク要因のひとつに高血圧が考えられます。高血圧は、最高血圧(収縮期血圧)が高い場合と最低血圧(拡張期血圧)が高い場合があり、原因は異なります。最高血圧が上がる原因のひとつは塩分の摂りすぎです。
塩分が過剰に入ると、細胞が余分なナトリウムを排出しようとして、血液循環が高まります。この症状の改善には、ナトリウムの排泄を促すカルシウムを含む水を飲むことが大切です。

いっぼう、最低血圧が上がる原因は、動脈硬化です。動脈硬化の改善には、高アルカリ性の硬水や海洋深層水がよいでしょう。海洋深層水は特にマグネシウムを多く含む水です。しかし、海洋深層水の選び方で注意すべき海洋深層水は水深200mより深いところにあるの深海水です。

深海のため太陽光は届かず植物プランクトンは光合成ができません。また、水温が低いので細菌が少なく、水面付近の水と混ざらないので、河川などからの環境汚染の心配もありません。海洋深層水の最大の利点は、「病原性細菌がほとんどいない安全な水が、自然の力によってつくり出されている」ことです。

しかし、海水なので、そのままでは塩辛く飲用水にはできません。汲み上げられた深海水は脱塩や殺菌処理が行われています。脱塩処理の段階でマグネシウムの量が少なくなってしまうこともあるので、海洋深層水を購入するときには、最低でもマグネシウムの含有量が300mg/L以上のものを選ぶようにしましょう。海洋深層水と謳う商品であってもマグネシウムの量が少ない場合はほとんど効果は期待できません。

マグネシウムの量が多い海洋深層水

知床深海の水 硬度 1000

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