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眠りよりも優先 普段の生活においては頻繁にある

眠りよりも優先 普段の生活においては頻繁にあります。生活をしていると睡眠が大切だとはわかっていてもどうしても眠りより優先しなければいけないことがたくさんあります。日本は睡眠時間の短さでは、常に世界のトップクラスをキープしています。日本、韓国、台湾、そしておそらく北京や上海、香港など中国の都市部も、同じようにショートスリーパーの生息する地域といえます。

眠りよりも優先 してしまう生活を見直す 人生の3割は睡眠時間

睡眠は、からだだけでなく、脳やこころにとっても睡眠は重大な役割を果たしています。一時期、なるべく睡眠時間を削って勉強時間を捻出し、自分をランクアップしよう、といった内容の本がとてもよく読まれましたが、最近では睡眠時間をしっかりとって効率を上げたほうが、学習効率がいいという意見が主流です。

睡眠と集中力は密接に関係しています。睡眠不足になると、集中力が低下し、注意力散漫になり、ミスをしやすくなります。また、睡眠不足は、学習や記憶にも悪影響を及ぼします。

睡眠は、脳を休ませ、脳の機能を回復させるために必要です。睡眠中に、脳は、その日にあった出来事や情報を整理し、記憶に定着させます。また、睡眠中に、脳は、疲労物質を排出し、新陳代謝を促します。

そのため、十分な睡眠をとることは、集中力を高め、学習や記憶を向上させるために重要です。

「ワーク・ライフ・バランス」を考える際にも、睡眠を軽視することはできません。十分な睡眠は、仕事や勉強の効率を上げるのみならず、自分とまわりの人生を豊かにしてくれます。大げさではなく、睡眠にはその力があるのです。

個人差はありますが、人生の3分の1は、睡眠です。平均寿命で考えると、一生のあいだにだいたい25年間は、眠っていることになります。これをないがしろにするなんて、大変な過ちだと思いませんか?

コンビニと夜間照明が眠れない人を増やしている

にもかかわらず、日本は睡眠時間の短さでは、常に世界のトップクラスをキープしています。

日本、韓国、台湾、そしておそらく北京や上海、香港など中国の都市部も、同じようにショートスリーパーの生息する地域といえます。

経済協力開発機構(OECD)が2009年にまとめた報告では、調査対象18国の中で、睡眠時間が最も短いのは韓国(469分)、次いで日本(470分)でした。

韓国と日本だけが、平均睡眠8時間未満だったことになります。余談ですが、短時間睡眠の国々に出生率の低い国が数多く含まれている事実は興味深いものがあります。日本に的を絞れば、平成23年に発表されたNHK放送文化研究所による調査では、日本人の平日の睡眠時間は7時間14分でした。

睡眠不足は出生率に影響を与える可能性があります。睡眠不足になると、排卵が抑制され、妊娠しづらくなります。また、睡眠不足は精子の質を低下させ、妊娠率を下げる可能性があります。さらに、睡眠不足はストレスや不安などのホルモンを分泌させ、妊娠しにくくする可能性があります。

睡眠不足は、妊娠を希望する女性にとって、避けるべきことです。妊娠を希望する女性は、7~8時間の睡眠を心がけましょう。

ちなみに昭和35年の調査では8時間13分ですので、約50年で睡眠時間は約1時間も減ってしまったことになります。特に男女40代での睡眠時間の減り具合に著しいものがあります。

日本人は、眠れなくなってきているわけです。眠れなくなっている背景には、テレビやインターネットの普及もあるでしょうが、労働状況が変わってきていることが考えられます。

サービスの24時間化、看護や介護のようなシフトワークの仕事が増えていることなど、働き方が変わってきていることも関係しているでしょう。

夜の便利さと明るさも大きな要因です。海外に行くと、ニューヨークやロサンゼルスといえども、夜は東京ほど便利で明るくはありません。かたや日本ではコンビニがたいていどこにでもあり、夜中だろうと、ほとんど何でも買える便利な状態です。

これでは、早く寝るというドライブがかかりません。蛍光灯やネオンを使った照明餅主流なのも、街が明るい原因のひとつでしょう。夜の過剰な明るきは、睡眠リズムの乱れを生じさせ、夜の眠りにくきさにつながります。

一方、アメリカやヨーロッパでは白熱灯で間接照明を用いるなど、夜の照明は抑え気味です。わたしもマネをして、自宅は間接照明をメインにして蛍光灯は使っていません。

間接照明とは、壁や天井、床に光を当て、反射光で空間を照らす照明です。直接照明に比べて、柔らかい光で、空間を広く見せることができます。また、間接照明は、直接照明に比べて、目に優しいので、リラックスできる空間を演出することができます。

寝る時間があったら有効活用したい、というせっかちな性格にも原因があると思います。キリスト教やイスラム教圏では、夜はむしろ安息を取るという意義が大きいように思います。家族といっしょの時間と睡眠時間とを削って、仕事に打ち込む、勤勉で強迫的な傾向は日本人のいいところでもあり、よくないところでもあります。

ちなみに、食事と睡眠にもっとも時間を費やす国民はフランス人です。睡眠時間は8時間50分、食事の時間は135分程度。ワインとともにおいしい食事を摂って、そのあとはゆっくり睡眠。このスローライフの精神を取り入れられれば、日本人も心理的にもっと余裕を持てそうです。

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