ストレス多 食生活乱れがち 海のミルク がおすすめ というのは、ホルモンの主原料はコレステロールですが、だからといって、コレステロールだけでは、十分なホルモン分泌は望めません。
体内のホルモンを維持するためには、そのほか、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルと、ビタミンA 、ビタミンB 群、ビタミンCなどが必要です。
実は、これらすべてを含んだ理想的な食材があります。それが カキ です。海のミルク と呼ばれ、栄養豊富な食材として知られていますが、特に亜鉛が豊富で、 3 個も食べれば 1 日の所要量がとれます。
亜鉛が不足すると、酵素の働きが悪くなり、すべてのホルモンが作られづらくなってしまうので、ぜひ、定期的に日々の食事にとり入れてみてください。
食中毒が怖い場合は、生食を避けるとよいでしょう。亜鉛といえば、 セックス・ミネラル とも呼ばれ、特に男性の生殖機能をアップする成分として知られていますが、さまざまな酵素の働きに関与しており、 DNA やたんばく質の合成に働き、細胞が新しく作られるときに欠かせません。
コラーゲンの合成や免疫機能にもかかわっているので、女性にとっても大変重要なミネラルなのです。
普通の食生活をしていれば、亜鉛が不足することはあまりないのですが、ストレスがかかると体内の亜鉛がどんどん消費されてしまうため、忙しい毎日を送っている女性は、知らず知らずのうちに不足している可能性があるでしょう。
また、近年、インスタント食品や加工食品の影響もあって、亜鉛が不足している日本人が増えています。こうした食品に含まれている添加物には、亜鉛を体外に排出させてしまったり、吸収を妨げる作用があるのです。忙しさのあまり、コンビニの弁当やスーパーの惣菜ばかりで食事を済ませてしまっている人は、特に注意が必要です。
なお、肝臓でアルコールを代謝するときも、大量の亜鉛が使われています。ストレス発散のためにアルコールを毎日たくさん飲んでいるという人も、亜鉛が不足している可能性があります。
お酒の量は、控えめが鉄則です。なお、亜鉛同様、女性にとって、とても重要なもうひとつのミネラルが、鉄です。生理がある女性に鉄欠乏性貧血の方がとても多いことは、みなさんよくご存じだと思います。貧血は、めまいや立ちくらみのほか、毛が抜けたり、爪が反りかえるなど、女性の気になる症状の一因となります。そればかりか、鉄が不足すると、セロトニンやドーパミンなどの脳内ホルモンが作られづらくなるため、集中力の低下といった精神症状にもつながります。
その上、実は、鉄は骨の形成に必要なミネラルでもあります。ですから、女性ホルモンの低下によって骨粗鬆症になりやすくなっている閉経後の女性は、特に意識してとる必要があるのです。鉄には、吸収されやすいヘム鉄と、吸収されにくい非ヘム鉄があります。鶏や豚のレバーなどの肉類、魚類の血合い部分などがヘム鉄なので、こうした食材も意識的に食事にとり入れることをお勧めします。
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