女性の老化防止の習慣 - 若さを左右する女性ホルモンが乱れると…

エストロゲン排出には食物繊維がおすすめ

中高年女性の体内で増え過ぎた場合、何かと悪い作用を引き起こすのは、有害ミネラル以外にもいろいろあるのですが、ひとつ、どうしても忘れてはならないものがあります。

それは、女性ホルモンのエストロゲンです。閉経が近づいてくると、プロゲステロンは何もしなければほぼゼロになってしまいますが、エストロゲンは脂肪細胞などで作られ続けます。

その上、エストロゲンに似た働きをする環境ホルモンが日々生活する中でどんどん体内に入ってきますから、エストロゲンはどうしても過剰になりやすいのです。そんな過剰なエストロゲンに対してデトックスに効果を発揮してくれるのが、食物維です。

普通は、体内で役目を終えたエストロゲンは、血流に乗って肝臓へたどりつき、そこでもう働かない不活性のエストロゲンになります。この不活性のエストロゲンは胆汁に混ざって腸に送られます。

そして、腸内細菌によって不活性エストロゲンは活性エストロゲンに変換され、また血流に乗って再利用されています。このとき、腸内に食物繊維がたっぷりあると、不活性エストロゲンや活性エストロゲンを吸着して、便として体外へ排出してくれます。

つまり、食物繊維をしっかりとっていると、エストロゲンの排出が促され、その増加を防止できるわけです。食物繊維は、豆類やキノコ類、海藻類、玄米などに豊富です。

食物繊維は、有害ミネラルをはじめとしたほかの有毒物質のデトツクスにも有効ですし、血糖値の上昇をゆるやかにする働きや、便秘改善など、からだに良い効果をたくさん持っています。いくつになつても元気ではつらつとしている女性は、きっとこれらの食材を毎日たくさん食べているのは間違いありません。

有害ミネラルデトックスを高めるにはニンニク、玉ねぎ、長ネギを食べるのがおすすめです。日々の食事でしっかり有害ミネラルを排泄する食習慣を確立しておけばいつまでも若々しい心と体を維持できるでしょう。

有害ミネラルデトックスが欠かせない

女性の永遠の願いである若々しさと健康を保つためには、食事でいろいろな栄養をからだにとり入れることが肝心ですが、もうひとつ大事なことがあります。

それは、体内で悪さをするさまざまな有毒物質を体外へ排出すること。いわゆる、デトックスです。デトツクスで排出してほしい有害物質の代表が、水銀などの有害ミネラル。

マグロ、カツオ、タイ、キンメダイなどの魚をあまりにたくさん食べていると、魚を通して体内に水銀などの重金属が蓄積されてしまいます。

妊娠すると、水銀の影響から胎児を守るために魚を食べ過ぎないように注意されるはずですから、出産経験のある方は聞いたことがあるかもしれません。

水銀が体内にたまると、甲状腺に悪影響を及ぼし、さまざまな機能を低下させます。また、体内で活躍しているいろいろな酵素が力を発揮できなくしてしまうため、代謝が落ち、ホルモン産生やエネルギー産生が妨げられてしまいます。

水銀などの有害ミネラルは、現代に生きている限り、どんなに気をつけていても、少しずつ体内に蓄積していきます。そうした有害ミネラルのデトックスに役立つのが、ニンニク、玉ネギ、長ネギです。

これらの野菜に共通しているのが、あの、目と鼻にツンとくる刺激成分の硫化アリルです。硫化アリルには、毒素を体外へ排出させるパワーがあるのです。

普段から食べていると、体内に有害ミネラルが貯まりにくくなるので、ぜひ、毎日の食事にとり入れるのがおすすめです。

さらに、ニンニク、玉ネギ、長ネギには、セレンも豊富です。セレンには有害ミネラルを無害化してくれる酵素の働きを高める力があるので、これらの野菜は、ダブルの力で有害物質の悪影響からからだを守ってくれるはずです。

ニンニク、玉ねぎ、長ネギについては以下のリンクでさらにどのような効果があるのかを知ることができます。