ホルモン は、年齢の割に若々しく見える女性、そして年齢の割に老けて見えてしまう女性の違いに大きく影響しています。ホルモン とはどのような働きをしているのでしょうか?2つの ホルモン が相互に働いています。
女性であれば誰しも、いくつになっても美しい肌、体型を保ち、肉体的にも精神的にも若々しくありたいと強く願うでしょう。
医学的に考えれば、女性がもっとも輝くのは、やはり20代です。30代の後半にさしかかる頃から、少しずつ肌の衰えがはじまり、体型の維持も難しくなっていきます。
精神的に以前ほど前向きでいられなくなることもあるでしょう。体力が落ちはじめ、病気になる率は上がりはじめます。ところが実際には、40歳を過ぎても、50歳を過ぎても、驚くほど肌や髪がきれいで、精神的にも明るく、肉体的にも朗らかな女性が存在します。
年とともに老けていってしまうと人と、いつまでも若々しく見える人の違いはいったいどこからうまれてくるのでしょうか?
その違いを生む大きな原因のひとつが、 ホルモン です。 ホルモン とは、人間を25 mプールにたとえると、たった1 滴からティースプーン1杯の量を入れただけで、その人の見かけ、からだ、性格にまで影響を及ぼすといわれている、非常に強いパワーを持った 生理活性物質 です。
ホルモン を分泌する「内分泌器官」はからだのあちこちにあり、その種類は現在までに80以上が発見されています。
ホルモン は互いに影響し合い、体内でさまざまな効果を発揮しているのです。その中でも女性の若さと健康にもっとも影響を及ぼしているのが、「性ホルモン」に分類される、 エストロゲン ( 卵胞ホルモン)と プロゲステロン ( 黄体ホルモン) です。
性ホルモン とは、 ホルモンの中でも、性の違いに大きくかかわっているホルモンのことで、 男性ホルモン と 女性ホルモン があります。男性も女性も両方のホルモンを持っていますが、 男性ホルモン が多ければ 男性らしく 、 女性ホルモン が多ければ 女性 らしくなります。
性ホルモン に限らず、体内の ホルモン 分泌量は、年齢を重ねると、誰しも下がっていく運命にあります。そして、そのバランスが乱れてくると、肌や髪質の衰え、脂肪の増加、筋力低下、骨粗鬆症、精神不安定、体力低下、性機能の低下、女性特有の病気の増加、さらには心疾患や脳卒中リスクの上昇など、さまざまな影響が起こりはじめます。
つまり、いくつになっても年齢より若々しく見える女性は、 エストロゲン と プロゲステロン をはじめとしたホルモンの量とバランスが、常に良い状態で保たれているのです。
反対に、疲れが表情に表れ、元気がないためにどうしても老けて見えてしまう女性は、ホルモンの量に不具合が生じていることが多いといえます。女性ホルモンを中心とした体内のホルモンの バランス を保つことこそが、あなたの若さと健康を大きく左右していると言っても決して過言ではないのです。
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