腸をも若返らせる水の効果 > 2018年 > 4月

水は1.5~2.0リットル飲む

2リットル

健康のためには少しずつ飲む

コップの水も時間をかけてゆっくり飲む

健康でいるためには、水を飲むこと、どんな水を飲むことが大切だということはおわかりいただけたでしょうか。

しかし、水は飲む量が多すぎても、少なすぎても健康にはよくありません。人の体は水分量が2%減ると喉の渇きを覚え、3%減ると喉の渇きを感じなくなり、6%減ると脱水症状を起こし、15~20%減ると死に至ります。

人が1日に必要な水分摂取量は、運動量や活動量によっても異なりますが、通常は1日に1.5~2.0リットルほどです。運動をしたり、サウナに入ったりと汗をかいた日や暑い日は2~2.5リットルほどを飲むようにするとよいでしょう。水分摂取は、排出される分と同量から少し多めがベストです。

水は1日10回に分けてちびちびど

と毎食時に0.5リットルほどずつ飲めばよいと思われますが、これでは水の健康効果が発揮することはありません。1度に0.5リットル以上の水を飲んでも、吸収が悪くなり、効率よい水分補給にはならないことがわかっています。

さらに食事中に水を飲みすぎることは、胃液が薄まることになります。水の量も大切ですが、飲み方も大切です。1日にこの量を飲まないといけないからと、むやみやたらにがぶ飲みは禁物です。いくらよくても飲みすぎはよくありません。

まとめて飲むことに効果はないのです。1日に1.5~2リットルといわれますが、一気に飲むのは消化によくないのです。

理想はちびちびこまめに、30分おきにコップ半分ほどずつ飲むことです。このほうが水をしっかり吸収でき、体は潤います。
しかし、忙しい中このような飲み方をするのは大変です。その場合は、1日10回、コップ1杯ずつ飲み、喉が渇いたときはコツプ2杯を目安にするとよいでしょう。

さらに飲むタイミングも大切で、タイミングによって吸収率も変化します。まずは、空腹時です。食事前やお腹がすいたなと思ったとき、食べる前にコップ1杯の水を飲むと、食欲を抑えられます。胃が丈夫でない人は胃に負担がかかる硬水は避け、軟水にしましょう。国産の超軟水のミネラルウォーターはこちら

さらにあまり冷たすぎても胃腸にはよくありません。食事中や食後の水の飲みすぎは注意が必要です。おやつなど甘いものを食べた後は水分補給が大切です。体内で砂糖を分解するためにカルシウムが必要なので、カルシウムの多く含まれる硬水がよいでしょう。国産の硬水はこちら。

さらに、飲酒の後には水分補給は絶対必要です。アルコールは利尿、脱水作用があるので、いくら水分であるアルコールをたくさん摂取しているからといっても、体は水分不足になります。
チェイサーとしてや飲酒後に水を飲むことで、悪酔いや二日酔いを防ぐことができます。入浴の前後も水分補給は大切です。発汗により水分を失っているので、脱水回復のためにも必要です。

また、喉の渇きは体が水を欲しているサインですが、とくに高齢者は喉の渇きを感じにくく体内の水分量の減少に気づかないケースが多いです。水分量が減りすぎると喉の渇きは感じなくなるので、夏場はとくにこまめな水分摂取が重要です。喉が渇いたと感じたときだけでは、1日1.5~2リットルの量を飲むことは難しいため、喉が渇いてなくてもこまめに飲むことが健康でいることの秘訣です。

トイレを我慢。水を飲まないのは危険

映画を見るとき、着物を着ているときなど途中でトイレに行きたくないから水分を摂らないという方が多く見受けられますが、外出時や活動時こそ放出量は増え、体内の水分量は減っていますので、脱水症状にもなりやすく、より注意をはかる必要があります。

また、トイレを我慢して水分を摂らずにいると膀胱炎、腎孟腎炎などのリスクも高まり、いずれは慢性腎臓病に陥ることがあり、命をも脅かします。30代や40代の女性に急増する病のひとつです。

炭酸水の疲労回復効果

炭酸水

疲れを解消する炭酸水

疲労物質である乳酸を中和させる炭酸水

冷えたビールはのどごしもよく、1日の疲れがなくなるほどスッキリした爽快感を感じます。

しかし、ビールでなくてもよいのです。そのスッキリとした感覚は炭酸のおかげです。ビールは、プリン体を気にしたり、アルコール摂取量を気にする必要がありますので、同じ炭酸を味わうには、炭酸水がおすすめです。
とくにおすすめなのは天然の炭酸水です。ただし、甘味の含まれている炭酸飲料ではいけまん。糖分が多い上、食品添加物も多く使用されていることがあるからです。

ビールやジュースにもカロリーオフ、カロリーゼロといかにも糖分が含まれていないように謳い販売されている商品もありますが、健康被害が指摘されている人工甘味料が使われていることが多いので注意が必要です。

最近では自宅で炭酸水をつくる機器も市販されていますので、好みの天然水を自分で炭酸水にする方法もあります。炭酸には即効性の疲労回復効果があります。カラダは動かすと筋肉内で脂肪と酸素が燃焼しますが、疲労物質である乳酸が溜まります。

乳酸が溜まると体は酸性に傾き、筋肉の活動量を妨げ、「疲れたな」と疲労感があふれてきます。炭酸水の中に含まれる重炭酸イオンには、乳酸を中和させる働きがあります。
炭酸水を飲むと爽快感が味わえるのは、乳酸が中和された証拠です。乳酸は中和されると、二酸化炭素と水になり、呼吸や尿とともに体外へ排出されます。

また、垂炭酸イオンが体内で二酸化炭素と水に変化すると、血液中の二酸化炭素量が減るため、酸欠状態になります。するとカラダは酸素を集めようとする働きになり、血行がよくなります。

ただし、炭酸水を飲むときに注意することもあります。炭酸水の多くは弱酸性のため、大量に摂取するとカラダが酸性に傾いてしまい、逆に新陳代謝が悪くなり疲労感が溜まってしまいます。

炭酸水は、ダラダラ飲みは避け、疲れを感じたらコップ1杯ほどをさっと飲むようにするとよいでしょう。

また、慢性的な疲労の場合は、炭酸水だけでは回復できない場合があります。
慢性疲労の場合は、酸性に傾いてしまった体をとにかく元の弱酸性に戻すことが重要です。そのためには、アルカリ性のアルカリイオン水を飲みましょう。

普段はアルカリイオン水、より疲れを感じたときは、炭酸水と分けて飲むとよいでしょう。さらに慢性疲労には、サルフェート入りの水も効果を発揮します。サルフェートは温泉に含まれる成分でもあるため、疲労回復には大切です。
サルフェートが含まれる国産のミネラルウォーターは、きりしまの名水 始元水です。

カリウムが減少すると疲労感がより強まる

ミネラルウォーターのラベルには、硬度計算に使われるカルシウムとマグネシウムのほかに、カリウムとナトリウムの量も書かれています。

カリウムとナトリウムもカラダに必要な大切なミネラルです。ナトリウムは、人の体内に0.14 %ほど存在し、そのうちの4分の1は骨格の中にあり、4分の3は細胞の外液にあります。細胞の外液にあるナトリウムは、体液の浸透圧を正常に保つ働きをしています。カリウムは細胞内液に存在し、細胞内液内で、酸とアルカリのバランスを整え、浸透圧を調整しています。

両者はどちらが欠けてもいけなく、助け合って働いています。カリウムが不足すると低カリウム血症が起こり、疲労感やだるさが現れます。普段の食生活をきちんとしていれば、カリウム不足になることはあまりありませんが、野菜不足、塩分の摂りすぎといった食生活をしているとナトリウムとカリウムのバランスが乱れ、カリウム不足に陥ります。

カリウムを補うには、野菜や海藻類をしっかり食べるようにすることが大切です。食生活の改善に加え、カリウムの多いアルカリ性の水、海洋深層水を飲むとよいでしょう。1日コップ5杯ほどを5回に分けて飲みましょう。

冷え性には弱アルカリ性の硬水炭酸水

炭酸水は血行がよくなるので、冷え症の人にもおすすめです。また、血行が悪くなって起こる肩こり解消にもよいでしょう。

凝っている部分は、乳酸が溜まっていますので、炭酸水で乳酸を中和することができます。冷えは「万病の元」ともいわれ、体温が一度下がると免疫機能が30%下降するといわれています。

また、がん細胞も体温が35度台のときに増殖力が高まることもわかっています。冷え症を改善するためによい水は、まずは炭酸水です。

2つ目は、血流をよくするための硬度の高い天然水です。多く含まれるカルシウムやマグネシウムが新陳代謝をあげ、血流をよくします。
3つ目は、アルカリ性の水です。血行が悪いときは、体が酸性に傾いていることが多いので、アルカリ性の水を飲み、弱アルカリ性へ戻すと、体内環境もよくなり、血流が増します。

つまり、硬度の高い弱アルカリ性の炭酸水か、アルカリ性の硬水がよいでのす。炭酸水は酸性が多いと前述しましたが、中には弱アルカリ性のものもあります。
サンペレグリノ」などです。

また、冷え症の人は温かい飲み物を飲みがちですが、温かい飲み物は一気に体が温かく感じることができますが、体の熱産生力を強くすることはできません。

便秘は冷えが原因

冷え症の人には、水分を摂る際は常温がベストです。常温の水を日常的に飲み、体の熱産生力があがったら、飲む水の温度をだんだん下げていくとよいでしょう。しかし、炭酸水は冷やしたほうが爽快感があるので、冷やして飲みましょう

ガンの原因である活性酸素を除去する

ガンの原因活性酸素

鉄鉱石を通過した水でガン予防

岩盤の裂け目から湧き出る水には、がんを防ぐ不思議なパワーがある

がんは日本国民の2人に1人が罹患し、3人に1人はがんで命を落とすとされています。がんを避けたいのは皆同じです。がんの原因のひとつに体内で発生する活性酸素が考えられます。

90%もの病気の原因ともいわれる活性酸素によって傷つけられた細胞が変異してがん細胞がつくられるからです。このときに免疫機能が正常であればがん細胞と戦い退治してくれるのですが、免疫力が落ちているとがん細胞が勝ち残り、時間をかけてがんに成長していきます。

よって活性酸素の発生量を減らすこと、発生した活性酸素を除去することが大切です。それには抗酸化作用の高い水を飲むことがよいとされます。岩手県釜石市にある釜石鉱山は、150年の歴史を誇る日本最大の鉄鉱山として栄えた鉱山です。

坑道の総延長は1000kmにもおよび、鉄鉱石の採掘が終了したいまでも整備されて活用されています。実は、坑道を3km進んだ地底600mの磁鉄鉱の岩盤の裂け目から水が湧き出ており、その水に「不思議なパワー」があると注目されたからです。この地底に湧き出る水は、釜石鉱山特有の磁石の性質を持つ磁鉄鉱を含む岩床を長い歳月をかけてろ過されており、強い鉱酸化作用があったのです。

そして、この水を人工的な加工をせずそのままその場でボトリングしたものが釜石鉱山「仙人秘水」として市販されています。もちろん非加熱の天然水です。

還元力のある水、アルカリイオン水、水素水

がん対策には、還元力のある水を飲むことも大切です。還元力とは、水の酸化還元電位を知るとわかります。酸化還元電位とは、その物質がほかのものを酸化しやすい状態にあるか、酸化したものをもとの状態に戻しやすい状態にあるかがわかる数値です。
酸化還元電位の億が高いほど活性酸素が発生しやすく、低いほど還元力が高い物質です。

酸化還元電位の高い、活性酸素が発生しやすい水は水道水(400~700mVです。塩素を多く使用し消毒された水ほどこの値は高くなります。

一般的、なミネラルウオーターは200~300mVです。いっぼう酸化還元電位の低い、還元力の高い水はアルカリ性の水(100~マイナス100mVです。

天然のアルカリ水ならば、pHが8以上、整水器なら、pH8~9.5がよいでしょう。アルカリイオン水よりも還元力が高いのが、水素水(マイナス200〜マイナス600 ㌦) です。

つまり還元力のすぐれている水とはアルカリイオン水や水素水のことなのです。アルカリイオン水も水に電極を挿し、電気分解させてつくつているものもあるので、水素水とつくり方はほとんど同じなのです(アルカリイオンをもともと含有する水もあります)。

水素水も活性酸素を除去する作用があります。