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ミネラルウォーターの「ミネラル」って?成分量によって作用や効能、効果も変わる

ミネラルウォーターの「ミネラル」

ミネラルウォーターといいますが、果たしてミネラルって何のことなのでしょうか。水道水とは何が違うのでしょうか?

ヨーロッパでは、ミネラルが含まれていないものは、ミネラルウォーターとは呼べません。どのようなミネラルがどのくらい含まれているかはとても大切なのです。含まれるミネラルの種類や量によっても健康効果が変わるので、ミネラル分のチェックは重要です。

市販されているミネラルウォーターには、

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • カリウム
  • ナトリウム

の4つは商品ラベルに記載されています。それ以外にもとくに含有量がすぐれたミネラルは記載されていることもあります。

たとえば、桜島 活泉水の場合は、「エネルギー 0 、タンパク質・脂質・炭水化物 0、ナトリウム 11.9mg、カルシウム 0.02mg、マグネシウム 0.02mg、カリウム 0.30mg」と表示されています。
詳しいミネラルウォーターのラベルの見方はこちらです。

カルシウム
人の体の中で最も多く含まれているミネラルがカルシウムです。体内の1.5%を占め、その % は骨や歯を形成し、1%は筋肉や神経や体液に含まれます。この1%で血液の凝固を防いだり、筋肉の収縮を促したり、酵素を活性させたり、心臓の動きを正常にしたりしています。
カルシウムは、日本人が最も不足しているミネラルでもあります。
現代女性に必要なミネラル(マグネシウム・カルシウム)
日本の水は軟水が多いため、カルシウムの含有量が少ないからだと考えられています。カルシウムが不足すると骨粗鬆症、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病、イライラなどの精神的不安定を引き起こします。しかし、過剰摂取は脱力感と食欲不振を招く要因になります。
マグネシウム
カルシウムの対になる存在がマグネシウムです。カルシウムが体内で働くのを助け、骨から溶け出すのを防ぎます。
マグネシウムが不足している状態では、カルシウムの摂取量をいくら多くしても、体内のミネラルバランスが崩れるだけで意味がありません。カルシウムとマグネシウムの理想的な摂取率は2対1です。また、マグネシウムには、腸の中の水分を便に集め、軟らかくする働きがあるので、便秘解消の効果が期待できます。
カリウム
カリウムはヒトの細胞内液に溶け込み、浸透圧を調整する働きがあります。カリウムは筋肉の収縮や神経伝達に不可欠なもので、体液の正常なバランスや体内の四倍を調整してくれます。
また、ナトリウムを摂りすぎた場合に血圧が異常上昇をしないように調整します。食品にも多く含まれており、簡単に摂取できます。しかし、排泄されやすいので、意識的に摂取することが大切です。ただし、過剰摂取は腎機能障害や不整脈の原因になるので注意です。
ナトリウム
ナトリウムというと、塩化ナトリウム(塩)が思い浮かびます。ナトリウムは体液の浸透圧を正常に保ち、カルシウムやほかのミネラルの代謝を助けます。
特にカリウムとの関係性は重要で、ナトリウムとカリウムが相互に働かないと神経伝達がスムーズに行われません。ナトリウムは摂りすぎると高血圧やむくみの原因になりますが、不足すると神経痛や熱けいれん、神経に異常をきたすなどの恐れがあります。しかし、普段の食事で摂取量は十分満たされているため、意識的に摂る必要はありません。
セレン
ビタミンEの約500倍の抗酸化力をもつミネラルがセレンです。セレンには活性酸素を除去する働きがあるため、がん予防、老化予防、動脈硬化予防などの効果があります。
放射線の害を可能な限り減らす「セレン」について一覧
亜鉛
体内の酵素や細胞が正常に働くためには欠かせないミネラルのひとつが亜鉛です。たんばく質や炭水化物の代謝、ホルモン活性、皮膚や骨格の発育や維持、学習能力の向上、抜け毛防止、アルコール性肝硬変の改善などの効果があります。
また、活性酸素を抑制するので、がん予防にも効果が期待できます。亜鉛不足は、肌や毛髪、爪などにトラブルを引き起こし、味覚障害になる可能性もありますので、意識的に摂取するようにこころがけましょう。
サルフェート
ミネラルと硫酸基が結合した硫酸塩のことをサルフェートといいます。もともとは温泉の成分です。サルフェートは、ヨーロッパの地層に含まれていることが多く、クールマイヨールやエバーなどのヨーロッパのミネラルウォーターに多く含有しています。
また、温泉水をボトリングした超硬水のミネラルウォーターに多く含まれています。
サルフェートは、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドを尿と一緒に排出する働きなど、血液中の有害化合物や老廃物を体外に排出し、新陳代謝を高める作用があります。さらに、便秘解消、利尿作用、美肌効果、デトックス効果、ダイエット効果もあるといわれ、特に女性は意識して摂りたいミネラルのひとつです。
シリカ(ケイ素)
地球の約60%を占めるケイ素の酸化物がシリカです。シリカは骨、血管、皮膚、歯、毛髪、爪などの栄養に欠かせない栄養素です。特に多く含まれるのは皮膚で、コラーゲンの生成を助ける働きをするため、コラーゲンのあるところには必ずシリカが存在します。
子どもの成長を助け、老化抑制に効果を発揮し、さらには美容効果も期待できます。シリカが不足すると、乾燥肌、シワが増える、骨折しやすくなる、抜け毛・薄毛になるなどの影響が出ます。食品では玄米や粟に多く含まれていますが、食べる機会が減ったために、シリカ不足になっている人が多いです。シリカはミネラルウォーターから摂ることが最も手軽で効率的な方法でしょう。

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