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キッチンの消臭

シンクの嫌な匂い対策

生ゴミや食器の汚れを受けとめる排水カゴは、どうしても悪臭の巣になりがち。ゴムの裏や排水カゴは、普段からの手入れが必須。

ハブラシに洗剤をつけ、細かい部分の汚れまでこすり取っておきましょう。さらに汚れがひどい場合には、排水カゴごと一気に丸洗いするのも手。ポリ袋に米のとざ汁を入れ、排水カゴを一晩つけておけば、汚れが自然に落とせます。それでも匂うならパイプづまりの疑いアリ。市販の発泡剤を使い、徹底的にそうじします。

調理後の匂いはミカンの皮のさわやかな香りで

料理をした後は、どうしてもキッチンに匂いがこもりがち。ガスコンロやグリルを使うときは、必ず換気扇をつけて。それでも匂いが残る焼き魚や焼肉などのときは、ミカンの皮を使って、空気をリフレッシュさせる方法がおすすめ。

ミカンやオレンジなど、柑橘系果物の皮を焼き網にのせ、火にかけるだけでさわやかな香りが広がります。生の皮でもできますが、ミカンの皮を陰干しして、料理後すぐに使えるようにストックしておいても便利。

皮がないときは、お茶の葉でも代用でき妬ます。乾いた鍋かフライパンに、お茶の葉をひとつまみ入れて。お茶は煎茶、番茶、中国茶など何でもかまいません。

そのまま火にかけるだけで、お茶の菓がいぶされて香りつきの煙が出てきます。カラ妙りするよう鍋をゆすれば、キッチンにこもった匂いはすっきり。

オーブンやグリルの中の匂いも、同じ方法でバッチリ。オーブンにミカンの皮を入れ、こげない程度に軽く焼きます。お茶の葉の場合は、グリルがまだ熱いうちにお茶ガラを広げて入れるだけ。余熱でお茶の香りが出て、イヤな匂いを消し去ります。

冷蔵庫やレンジの匂い

冷蔵庫の中は生の魚や漬物、ニラ、ねぎなど、匂いのモトがいっぱい。匂いの強いものは買ってきたときの包装紙を取り、それぞれポリ袋に入れて冷蔵庫に入れること。これだけでも、だいぶ匂い移りを防げます。

1~2ヶ月おきに、薄めた洗剤を含ませた布で庫内をふくのも効果的。普段の消臭には、コーヒーを飲んだ後の出しガラが活躍します。すぐに捨てずに、再利用しましょう。まず出しガラをキッチンペーパーなどに広げ、軽く干しておきます。
これをお茶用の紙パックに入れるかガーゼに包み、冷蔵庫に入れてみて。活性炭のように匂いを吸収するので、脱臭剤代わりになります。

パンを黒コゲに焼いたものも、同じように使えます。どちらも、冷蔵庫の下の方に入れるとより効果がアップ。電子レンジ内にこもった匂いを取りたいときは、干したコーヒーの出しガラを平たい皿に広げてレンジに入れます。数分間加熱するだけで、匂いがとれてスッキリ。

電子レンジは、使った直後なら、レモンの切り口でこするのも効果的です。こすった後に、固くしぼったぬれぶきんでふきます。

弁当箱のしつこい匂いは米のとぎ汁

お弁当箱に残ったおかずが入ってると、容器が変な匂いになってしまうことも。合成樹脂の密閉容器は、一度匂いがつくと洗剤で洗ってもなかなかとれません。

そんなときに便利なのが、米のとぎ汁。とざ汁の中に、しばらく容器をひたしておいて、こすって水洗いすれば自然に匂いが消えていきます。
コーヒーやお茶を入れた水筒も、普通に洗っただけでは匂いが残りがち。しばらくしまっておいたときにも、何となく匂いが気になります。

水筒の中の匂いには、酢水が威力を発揮。10%くらいの酢水を作って水筒に入れたら、栓をしめてよく振って。後は水道水ですすぐだけ。しまう前にしっかり水気をとり、乾燥させておくのも匂い防止のポイントです。

ガラスビンの場合も同様に。酢水を入れて振り、しばらく置いてからすすげば匂いを取ることができます。それでもとれないしつこい匂いには、ダイコンの葉を使ってみて。菓や茎を細かく刻んでビンに入れ、密閉しておくだけ。1日ほど置いておくと、不思議と匂いがきれいに消えています。

食器の棚の匂いをリフレッシュ

毎日使っている食器棚も、手入れをしないと匂いがこもりがちになります。月に1度は中の食器を取り出して、3%の酢水でしぼったフキンでふいておきましょう。普段の香りは自然なものがおすすめ。

料理のジャマにならない程度の軽い香りがいいので、レモンやハーブがいいでしょう。レモンはスライスか切れ端を器に入れて、乾いてきたら新しくします。ハーブならドライミントなど、クセのないものを少しだけ食器棚の隅に入れておきます。

三角コーナーの匂いの原因はぬるぬる

きれいに片付いたキッチンなのに、どこからともなくキッチン特有の匂いが漂ってくる場合の悪臭の原因は生ゴミ。匂いがしてくる前に対処。濃度10%の酢水をスプレーに入れて常備し、1 日に3~4 回、三角コーナーに直接吹きかけます。これだけで匂いが抑えられるので魚のワタや残りおかずを捨てたときなど是非行いましょう。
三角コーナーは、丁寧に掃除をしてもすぐヌルヌルがついてしまうのも匂いの原因です。週に1度は漂白剤でのつけおき洗いもしておきましょう。

生ゴミの上に茶殻を置

生ゴミといっても何でも匂うわけではありません。三角コーナーにゴミがたまってるときは、クサくないゴミで覆い隠すという手もあります。
たとえば、オレンジやレモンなど柑橘類の皮。三角コーナーのゴミの一番上に、オレンジの皮をかぶせるように捨てておけば、とりあえずの匂い防止効果は期待できます。
同様にウーロン茶の出がらしなどを使うのも、脱臭効果があります。わざわざ用意することはないけれど、捨てる順番を考えるだけで匂い対策になります。

簡単ゴミ消臭法

匂いがある生ゴミは、すぐに捨ててしまいたい′!でも、ゴミの日までは台所に置いてガマンしなければならない。そんなとき、ゴミの捨て方をひと工夫するとずいぶん違います。

生ゴミは、水気が多いほどクサい匂いを放つもの。野菜クズなどは新聞紙にしっかり包み、水分が出ない状態でゴミ箱に入れましょう。
時間がたたなくても匂ってしまう魚のゴミは、骨や頭など全部まとめて電子レンジで加熱して。水分をとばしておけば、匂いが出るのを防げます。