香りの健康メモ > 2015年 > 10月

気になる「口臭」をさわやかに解消する方法

茶葉の口臭抑制効果

食事の後に丁寧に歯をみがいても、何となく口臭が気になるときってありますよね。そんなときはお茶の葉をひとつまみ、口に入れてかむと口臭予防に効果的です。
お茶には、口臭の原因になる雑菌を殺す働きがあり、飲むだけでもだいぶ違いますが、かむことでより効果がアップします。そのままかむと口の中に葉のカスが残るので、シュガーレスガムと一緒にかむのがおすすめ。1日に2~3度かむだけで口がすっきりする上、口臭も消えていきます。最近は、ドライマウス傾向の人が増えているので口臭を気にする人が比例して増えています。

ウーロン茶+梅干し

脂っこい中華料理や洋食を食べた後は、ウ一口ン茶がおいしいもの。ウ一口ン茶にも消臭作用があって、食後に1杯飲むだけでも口臭予防に効果があります。さらに効果を高めるには、梅干しを加えるとさらに効果大。梅干しに含まれている有機酸が、口の中で食べカスの腐敗や発酵を防ぐからです。湯呑みに梅干しを1粒。そこへウーロン茶を注ぎます。お茶を飲んだ後に梅干しを食べる。それだけで、食べたものの匂いはスッキリ消えてしまいます。

虫歯や歯肉炎のいやな臭いにはレモン+ミント

虫歯は、口臭の原因のひとつ。とくに悪化してしまった虫歯は、歯の神経が腐っていることもありますから、かなり強い匂いを発します。そして自分は気づきにくいので心配になります。すぐ歯医者に行けないときは、レモンスライスが効果的。レモンに含まれているクエン酸が虫歯の進行を抑えるとともに、さわやかな香りで匂いを防いでくれます。
また、お年寄りは入歯や弱くなった歯肉が口臭の原因に。ミントの葉をかめば口臭予防になります。ミントティーも効果的。

手作りのミント歯磨き

消臭効果の高い生のペパーミントを使って、歯磨き粉を作ってみると効果抜群で驚きます。市販のものと違い研磨剤が入ってないので、歯の表面のエナメル質を痛める心配もありません。作り方は、生のペパーミントの絞り汁を粗塩に混ぜ、乾燥ペパーミントの粉末とよく混ぜ合わせるのがポイントです。使い方は、歯磨き粉を指につけ歯ぐきをマッサージ。それから水を付けない歯ブラシで磨きます。ミントの香りがさわやか。

  1. 生のペパーミントはすり鉢ですり小さじ2の汁をとる
  2. 粗塩大さじ2に1を混ぜ中温のオーブンで水分をとばす
  3. おおさじ3の乾燥ペパーミントを約30度のオーブンに15分入れぱりぱりにする
  4. 3を乳鉢などですってふるいにかけ2を合わせてよくかき混ぜる

正しい歯磨きと舌磨きを行えば口臭対策はOK

外出先の口臭消しには、お茶やハーブが手っ取り早い方法だけど、口臭予防でベストなのは、やはり食後の正しい歯磨き。磨き方のコツは、力を入れずに小刻みに歯ブラシを動かすこと。歯ブラシは歯と歯ぐきの境目に45度にあて、左右5ミリくらいの幅で細かく動かして磨きます。
また、舌の表面が白っぼくなっていると、口臭の原因になることも。歯を磨いた後、舌も歯ブラシでこするようにそうじをすると、口臭予防はOKです。

朝食抜きは口臭の原因に

意外と知られていないのですが、空腹時は胃の匂いが上がってきて口臭がきつくなります。時間がないからといって朝食を抜いて出かけると、健康に良くないばかりか、口臭の原因を作ることに。さらに食べることで唾液が出て、唾液の殺菌作用で口臭を防いでくれます。
起きぬけや黙々と仕事をした後に口臭が強いのは唾液の分泌が少ないから。ガムをかんだり口を大きく開けておしゃべりすると、唾液の分泌が高まり口臭予防につながります。