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体の調子を整えるマッサージ

脂肪を燃やすためのアロママッサージ

アロマテラピーの中でも、マッサージはとくに、オイルの効能・効果を直に実感できるケアといえます。マッサージは、脂肪を燃やしたり、スリムになるものではありません。けれども、マッサージによって血液やリンパの流れをよくし、体内の機能を活性化させて脂肪を燃えやすくすることは可能です。
さする、ツボを押す、もむというシンプルなケアでも、続けるうちに基礎代謝量が多くエネルギーを消費しやすい体が作られます。

好みのブレンドオイルで

アロママッサージはオイルの薬効だけでなく、香りでリラックスできるのも魅力。疲れと緊張をほぐし、自分の体に手をかけてあげることでストレス解消にもつながります。
オイルは効能だけにこだわらず、リラックスできるラベンダー、ゼラニウム、イランイランなどから香り優先で選ぶのも大切なポイントです。
マッサージオイルは、ベースオイル5mlに対し、エッセンシャルオイル1 滴。よく混ぜて1回でいきります。

ブレンド例

  • 不眠症・ストレス
    ホホバ油20ml、月見草油5ml、カモミール5滴
  • リラックスたいとき
    ホホバ油20ml、ラベンダー2滴、ラベンダー2滴、イランイラン1滴、
  • 筋肉疲労
    マカデミアナッツ油20ml、ジュニパー2滴、ゼラニウム1滴
  • 肩こり・腰痛に
    マカデミアナッツ油20ml、ローズマリー2滴、ラベンダー1滴
  • シェイプアップ
    マカデミアナッツ油20ml、ジュニパー4滴、サイプレス3滴

気になるウェストの脂肪を撃退

全体をもみほぐし、温めるのがコツ。

  1. オイルを手にとり、両脇腹をそれぞれ両手でつかみ、左右一緒によくもみほぐす。
  2. 両手で皮下脂肪をつまみ、手を交互に動かし脂肪が「S」字になるようにマッサージ。左右それぞれ5回。
  3. 両手こぶしで脂肪をはさみバッとはなす。
  4. 両手を重ねた手のひら全体で圧力をかけながら、おへそのまわりを「の」の字を描くようにマッサージ。
  5. 両手で脇から中心へ押し、バッとはなす。

ヒップアップ

長時間イスに座ったり下着でしめつけられたりと、ヒップは意外にお疲れ。肌をいたわるように、やさしくマッサージします。

  1. オイルを手にとり、ヒップの左右のふくらみを手の平で引きあげるように、左右20回。
  2. 両手のひらで左右同時に、外側から内側に円を描くようにさする。5回。
  3. 指先の腹でらせんを描きながら、下から上へさすりあげる。5回。
  4. ヒップの下のツボを左右一緒に、指先で強めに押してはなす。10回。

たるんでしまった二の腕のマッサージ

脂肪を1~5の要領で片腕ずつもみほぐします。

  1. オイルを手にとり、脇の下の前側の筋肉を大きくつかみ、もみほぐす。3回。
  2. 腕をあげ、脇の下から背中にかかる筋肉をつかんで軽くもみほぐす。3回。
  3. 手首から脇の下まで、脂肪を強めにつかんでいく。3回。
  4. 手首をつかんでそのまま握りながら、手首から脇の下へしごく。3回。
  5. ひじの上から肩に向かい、外側から内側にねじりあげる。3回。

立ち仕事でむくんだ足へのマッサージ

むくみが出やすい脚には、やっぱりマッサージが一番。血液とリンパの流れを促進するよう、とくに足の裏中心に行います。まず、オイルを手にとり、両手の親指を重ねて強めに押します。
まず、オイルを手にとり、両手の親指を重ねての足の裏全体を強めに押します。痛いと感じるのは凝っている証拠個ですからその部分はより丁寧に行います。
次に土踏まずをこぶしでたたきます。すね、ふくらはぎは下から上へとさすったり軽くねじったりくるぶしの内側もこぶしで押します。
むくみが起きる原因はこちらです。働き盛りの女性に多い症状です。

香りのヘアケア

嫌みのないナチュラルな残香

ナチュラル志向の人やシャンプー独特の強い香りが苦手という人におすすめなのが、自分で香りづけするシャンプー。アロマテラピーや自然化粧品の店にある無香料のシャンプーを使えば、オリジナルが作れます。

無香料シャンプー90mL+ホホバ油10mlに対して、エッセンシャルオイル10滴がブレンドの目安。エッセンシャルオイルをホホバ油とよく混ぜてから、無香料シャンプーに混ぜます。ボトルに詰めて保存し、使用前によく振って使いましょう。

シャンプーに入れるエッセンシャルオイルは2~3種をブレンドして。髪のタイプに合わせて、オイルを選べるのもオリジナルならではのメリットす。
ブレンド例を参考に、いろいろ試してみてはいかがでしょう。オイリーヘア用はラベンダー5滴、ベルガモット3滴、レモン3滴。ダメージヘア用はラベンダー5滴、ゼラニウム3滴、クラリセージ2滴。フケ症用はティトリー7滴、ベルガモット3滴。ほかにも髪のツヤによいローズマリー、育毛効果のあるシダーウッドなども。とくにこだわらないノーマルヘアなら、ローズウッド、サンダルウッドの香りもグッド。

パサついてしまう髪にはハーブパック

髪に水分が不足すると、パサパサして思い通りにいきません。こんなときは、ハーブのパックでツヤを出します。まず料理で使う良質のオリーブオイル、サンフラワーオイルなどに生のハーブをつけこみハーブオイルを作ります。
使うハーブはドライヘアに効く、エルダーフラワー、コンフリー、レッドクローバーなど。シャンプー前の乾いた髪と頭皮にオイルをすりこんで。シャワーキャップをかぶり、蒸しタオルでおおって15分おきます。その後普通にシャンプー、リンスするだけでパサツキ防止に役立ちます。

ハーブシャンブーを手作り

ハーブでシャンプー作りも簡単です。精製水約1カップを沸騰させて火からおろし、ドライハーブ大さじ2を入れて15分おきます。茶こしでこして、ハーブの抽出液を作ったらしばらく冷まして。これを無香料シャンプーに加えボトル容器に入れ、よく振り混ぜて使います。

  1. 精製水1カップをわかす
  2. 火からおろし、ドライハーブを入れて15分置く
  3. 茶こしでこして冷やします。冷めてから無香料のシャンプーを加えます
  4. ボトルに入れてよく振れば完成です

関連情報
精油の情報です。

安心の手作りコスメでスキンケア

エッセンシャルオイルを使って天然にこだわったコスメを作る

エッセンシャルオイルは、効能を利用したローションやマッサージオイル、クリームなど、様々なコスメティックを作ることができます。
オイルそのものの効能に、香りによるリラックス効果もプラス、防腐剤や添加物を使わない、自然なコスメティックとなるのが魅力です。肌が弱い人、敏感な人にはおすすめえす。

エッセンシャルオイルは肌につけるには強すぎるため、植物油のベースオイル(キャリアオイルとも呼ぶ)で薄めます。
ベースオイルに使いやすいのは、顔にもボディにも使えるホホバ油、皮膚になじみやすくなめらかなスイートアーモンド油、酸化しにくく顔にも使えるマカデミアナッッ油など。これらのベースオイルと混ぜることで、エッセンシャルオイルの刺激がおさえられ、皮膚に浸透しやすくなって効能もアップします。

コスメティックは1 回分ずつ作るか、少量で保存して短い期間で使いきるようにしましょう。手作りのマッサージオイルを保存する場合は、遮光性のあるガラスビンに入れて、冷暗所か冷蔵庫にしまって。オイルの効果は量に比例するものではないので、濃度は守るようにしてください。

肌質別にブレンドする、スキンケアオイルの作り方

ベースオイルとエッセンシャルオイルだけでできる、スキンケアオイルから始めてみましょう。どのタイプもベースオイル30mlに対して、エッセンシャルオイル4 ~6滴をブレンドします。
小皿にべースオイルを入れ、エッセンシャルオイルは1滴ずつ加えてよく混ぜます。ドライ肌用(ホホバ油25mlとアボガド油ml+サンダルウッド4滴とラベンダー2滴)。オイリー肌用(ホホバ油30ml+ラベンダー4滴とジェニパー2滴)。

香りがとても素敵な自家製ローズウォーター

洗顔後にたっぷり使う化粧水用に、香りのいいローズウォーターを作りましょう。ベースオイルはホホバ油。ノーマル肌用とドライ肌用には、ベースオイルの量を調節して作り分け、スプレー容器で使います。
グラスなどにべースとなるホホバ油を入れ( ノーマル肌用は2mlドライ肌用は5ml)、ローズオットーを1滴入れよくかき混ぜます。
スプレー容器に入れ、精製水を全体が100mlになるまで加え、よく振り混ぜます。使用前も必ず振って使うこと。

フェイシャルエステでホームエステ

洗面器を使った芳香浴は、蒸気の力でフェイシャルサウナとしてもバッチリ。毛穴を自然に開かせて汚れが取れ、クレンジングとリラクゼーションが一度にできるのもうれしいですね。
フェイスケア効果を優先するなら、オイルはローズオットー1滴+ラベンダー1滴が最適。エッセンシャルオイルで刺激しないよう、目をつぶって蒸気を受けます。洗顔後に行い、終わってから水で顔を洗い肌を引き締めるようにしましょう。

しつこいにきびはオイルパワーで解決

エッセンシャルオイルは、スキンケアで普通に肌に直接つけるものではないけど、例外としてニキビに使う方法があります。ティトリーかラベンダーのオイルを原液のまま綿棒につけ、ニキビに塗ってみるといいでしょう。
抗菌作用で症状をやわらげます。ニキビ肌には、マッサージもおすすめ。サイプレス1滴、ジェニパー1 滴、ベルガモット2滴に、エッセンシャルオイルの薬効を肌にしみ込ませるホホバ油25 mlを加え、マッサージ。
ティッシュを肌にそつとのせ、余分なオイルを吸い取れば、肌はサラサラ。

かさつく唇にはミツロウ入りリップ

ミツロウはミツバチが作るワックス状のもので、アロマテラピー専門店や雑貨屋で買うことができます。オイルとミツロウで、冬の乾燥防止にぴったりのリップクリームを作ってみましょう。
ミツロウ5gは湯せんで溶かし、溶けたら火からおろしてホホバ油25mlをかき混ぜながら加えます。湯せんの鍋から出し、かき混ぜながら冷まして。ローズ1滴を加え、完全に冷めてクリーム状になるまで混ぜ続けます。ビンなどに入れて保存します。

ハンドクリームも

リップクリームと同じ要領で、ハンドクリームも作れます。用意するのはミツロウ5g、ホホバ油25mlエッセンシャルオイルはラベンダー9滴とティトリー6滴を使います。
作り方はリップクリームとまったく同じ。2種のエッセンシャルオイルは一度に入れずに、かき混ぜて冷ます段階で1滴ずつ加えるのがポイント。保存容器には、作った日にちを記入して6ヶ月以内で使いきります。

ハリのある肌をつくるフェイシャルマッサージ

オイルのフェイシャルマッサージは、自分で手軽にできる美容法。マッサージで血液、リンパ液の循環をよくして肌を活性化させましょう。
マッサージで気をつけることは、力を入れてゴシゴシこすらないこと。余計な摩擦はシミの原因になることさえあるのです。オイルで指の運びをなめらかにし、肌の上をすべらせるようにするのがコツ。スキンケアオイルか、症状別マッサージオイルを使うのがおすすめです。

マッサージの基本はたたく&おす

マッサージは洗顔後に、常に指の腹を使うようにして行います。

  1. 指先を使ってほっペたを軽く、ポンポンとはじくようにたたきます。
  2. 指の腹で下から上へ、まっすぐになであげます。
  3. 指の腹でらせん状にやさしく、下から上へ中心から外側へとなでていきます。
  4. 中指の腹を使い肌をやさしくプッシュ。それぞれ左右同時に、オイルを適量手にとり、3回ずつ行いましょう。