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アロマの基本

心身に効くアロマ

香りは気持ちなどの内面に働きかける作用だけでなく、崩してしまった体調を整えたりする働きもあります。その香りの効能をうまく利用し、心身のリフレッシュなどに役立てるのが、アロマテラピー(芳香療法)です。

最近では、アロマテラピー関連の商品が豊富に出ているので、気軽に試すことができます。まず、たくさんの香りの中から、好きな香りや心地いいと感じる香りをみつけることから始めましょう。それぞれの香りの効能を知ることも必要ですが、最終的には好みに合わせて選ぶのが一番です。

まずは、エッセンシャルオイル

アロマテラピーで欠かせないのが、エッセンシャルオイル(精油)。エッセンシャルオイルは、香りをもった様々な植物から抽出して、香りを凝縮した揮発性オイル。
一般的なほかの植物油のようなベタつきがなく、水のようにサラサラしているのが特徴です。10ml(約200滴分)くらいの小さなボトル入りで、価格は2000~3000円くらいからそろっています。ほんの少量ずつ使うため、1滴ずつたらせるボトルに入った商品が便利です。

代表的なエッセンシャルオイル

心身に効果的に働く上手な活用方法

エッセンシャルオイルの使い方は、大きく分けて2つの活用方法があります。1つはオイルの有効な成分を鼻から取り込む吸入法。香りをかぐと脳下垂体に伝わり、さらに自律神経系、内分泌系、免疫系に伝わって、心身に影響を与えるのです。香りを漂わせたり、様々な方法でかぐ「芳香浴」です。

もう1つは植物油でオイルを薄めて使うマッサージなど、皮膚から体に吸収する方法です。ほかにこれらの応用として、入浴、化粧品、香水などに使うこともできます。

いつでもどこでも香りを吸入

エッセンシャルオイルを使うアロマテラピーで、もっとも簡単なのが吸入。これは、エッセンシャルオイルをハンカチやティッシュ、コットンに1~2滴落として香りをかぐ方法です。
眠気を誘うラベンダーのオイルを落として眠るときに枕元に置いたり、ミントのオイルで目覚めをスッキリさせるなど、さまざまな場面で効果的に使えます。直接オイルに触れないように注意し、目的に合ったオイルを使うといいでしょう。

リラックス効果大の蒸気吸入法

エッセンシャルオイルは温めて揮発させることで、効果をさらに発揮します。熱湯を入れた中にオイルをたらすと、蒸気になってより効率的に吸入できるというメリットがあるので、簡単なサウナ状態を作るのもおすすめです。
まず、洗面器に熱湯を入れ、エッセンシャルオイルを1~2滴たらします。洗面器の上でタオルを頭からかぶると、蒸気がこもつて肌もしっとりします。目をつぶって約10 分、湯気がたたなくなってきたら終了です。

湿布にもオイルを垂らす

急に体調が悪いけど病院に行ったり、薬を買うほどでもない。というとき、オイルを使った湿布もおすすめです。まず、熱めのお湯を洗面器に用意し、症状にあったオイルを1~2滴落としてかき混ぜます。
タオルを真ん中だけ浸してよくしぼり、患部にあてるだけで手軽に温湿布ができます。冷めてきたらお湯に浸しなおして、何度か繰り返し使います。症状によっては、水やぬるま湯でする冷湿布が効く場合もあります。

目の疲れ、肩こり、生理痛、不快な症状に温湿布

ラベンダーオイルの温湿布は、頭痛や目の疲れ、背中、肩こりに効果的。熱いお湯とタオルで作った温湿布を頭や肩の痛い部分にあてます。
目の場合はまぶたを閉じてそっとあてて。
ローマンカモミールの温湿布はOA機器による目の疲れに、お腹にあてれば胃腸の不調にも効きます。生理痛にはクラリセージ。温湿布を作り、お腹にあてると痛みがやわらぎます。頭痛、発熱には水にユーカリを落として冷湿布を。首の後ろにあてて使います。

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