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部屋の消臭

床(フローリング)にもすてきな香りを

部屋の匂いは、壁や床についた汚れからくるものがほとんどです。ときどきはふきそうじをして、汚れも匂いもサッパリ落としましょう。
フローリングの床は洗剤でふいてから、エッセンシャルオイルを1~2 滴たらした水で雑巾をしぼり、仕上げにもう1度吹き上げて完了です。
洗剤の独特な匂いが消え、オイルの香りがほのかに残ります。
畳の場合は、ミカンの皮を水で煮出した汁や、2〜3%濃度の酢水をスプレーにして使うと便利。シュツと畳に一吹きした後、空ぶきすると快適になります。

部屋全体の香りには

部屋にいい香りを漂わせるために、簡単にできる方法があります。部屋に空気清浄器があれば、フィルターに「香りの素」を仕込む方法です。

まず、お茶やだしをとるときに使う市販のパックを用意。好みの香りのドライハーブを薄く入れて、香りの素を作ります。空気清浄器の真についているフィルターをはずし、隙間に入れて可動させれば、ほんのりといい香りが。リビングルームなど、お客さまを迎える部屋にも最適です。消臭剤のようなつくった香りでなくやさしい香りが漂います。

クローゼットのナフタリン臭はコーヒーかすが効く

タンスの中から衣類を出してみたら、ナフタリン臭くて困った!そんなときには、匂いを吸収して消してくれるコーヒーの出しガラが活躍します。

コーヒーの出しガラを干して乾かし、市販のお茶用パックにつめればお手製の脱臭パックの出来上がり。そのまま引き出しに入れたり、ひもをつければタンスの中につるしておくことも可。

とくに匂いがついてしまった服があるときは、洋服カバーの中に脱臭パックを入れれば効果倍増。ひと晩で匂いが取れます。
大事なおでかけの前日にも。

押し入れの湿気っぽいに匂いには

便利な押し入れも、入れっばなしにしたのでは、湿気がたまってイヤな匂いもついてしまいます。とくに梅雨時や、普段、快便わない来客用の布団は要注意。

脱臭効果のあるコーヒーの出しガラを不要になったストッキングにつめ、棒状の消臭剤にして使いましょう。よく乾燥させた出しガラを40~50 センチに切ったストッキングにつめ、きっちりと両端を結びます。二重にして破れたりこぼれたりしないようにし、布団の間にはさめばOKです。

エアコンのカビくさい匂い

エアコンから変な匂いがするときは、まずフィルターのそうじをします。ホコリがひどい場合は掃除機で吸い取り、次に大きなポリ袋を使って米のとぎ汁につけておきます。
汚れが浮いてきたら、ブラシできれいに洗ってそうじは完了。仕上げにいい香りにするために、送風口もきれいにしましょう。いい香りのエッセンシャルオイルをコットンに含ませ、送風口をふいておくと香りが風と一緒に漂います。
柑橘系のオイルがおすすめ。

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洗濯臭

洗濯機の汚れは見た目にはわかりにくいのですが、意外に水あかなどがたまっているものです。毎日使い、水分が付着していることがほとんどですから放っておくと匂いの原因にもなるので、たまにはきれいに手入れしましょう。
洗濯槽に最高水量の水を入れ、少量の酢をたらして洗濯のときと同じように回します。2 ~3分回せば、内部の汚れも匂いもすっきり。ゴシゴシ洗ったりする必要はまったくないので、定期的に行うといいでしょう。

たばこ臭い部屋

タバコのヤニ臭さは、吸わない人にとってはかなりストレスになる匂いです。部屋ではこまめに灰皿を洗って、吸い殻を置いておかないようにするのが最善の対策です。

それでも、匂いがガマンできない人には、香りの灰皿がおすすめです。灰皿に脱臭効果のあるコーヒーやお茶の出しガラを敷きつめて、匂いの元から断つのです。
出しガラでタバコをもみ消せば、コーヒーの香りがほんのりたちます。ちょっとゼイタクに、セージやラベンダーなどドライハーブを入れるのもおすすめです。

わんちゃんや猫ちゃんの匂い

ペットのおしっこなどは、時間をおかずに処理すれば匂いも残りません。見つけたらすぐそうじできるように、スプレーを用意すると便利。10%くらいに作った酢水や、米のとぎ汁を霧吹きか市販のスプレーボトルにつめ、ペットがおしっこした部分に直接吹きかけ、乾いた雑巾でふき取ります。

ペットのトイレには、自然化粧品店などにある、パック用粉末粘土のカオリンや重曹を混ぜると消臭効果がアップ。トイレ用の砂に10gほど混ぜておきましょう。

車内の気になる匂い

閉めきった狭い車内は、匂いのこもりやすいところ。市販の芳香剤よりも、レモンを車内に置いてみてはいかがでしょう。レモンは皮をむくと匂いが増すので、皮をところどころむくか傷をつけて。送風口の近くにおけば、より効果的です。

柑橘系の香りは眠気をさます作用もあるので、長時間のドライブにも最適。生のハーブを車内に飾るのもお手軽な方法。乾燥すれば自然にドライハーブになりますから、そのまま置いておけばいいので手間いらずなのもおすすめポイントです。