腸をも若返らせる水の効果 > ミネラルたっぷりの生水

カルシウム、マグネシウムたっぷりの「生きた水」が病気予防になる

カルシウムとマグネシウム

カルシウム、マグネシウムがたっぷり含まれる「生きた水=生水」が体には必要

カルシウム、マグネシウムのミネラルにより腸内環境を整え、健康長寿を目指す

すべての健康は腸が握っているのですが、腸を鍛え元気にするには、免疫力を高める必要があります。医療を遠ざけ、健康腸(長)寿でいるために、腸の元気の源であるエサとなるものが大切です。

まずは食物繊維が豊富な野菜を食べることです。その次は、腸に棲む腸内細菌を活性化するための発酵食品を食べることです。それ以上に大切とも考えられるのは、腸の粘膜を健康にする水を摂ること。
免疫力アップで疲れ知らずの体

よい水が摂取されるだけで、腸の働きはよくなるからです。腸を元気にする水の条件は、天然の生きた水「生水」であることです。前述の通り、ペットボトルに入って「天然水」と名前がついているからといって本当の天然水とは限りません。

必ずラベルを確認し、まずは「ナチュラルミネラルウォーター」であることをチェックします。ナチュラルミネラルウォーターの条件は、特定の水源から採取された地下水を原水とし、地層にミネラルが溶け出している水のことです。

しかし、沈殿、ろ過、加熱殺菌は行われています。これ以外の処理を加えた水は日本ではナチュラルミネラルウォーターと名乗ることはできないのです。

非加熱でCaとMgを含む水

ナチュラルミネラルウォーターであることを確認した上で、さらに注目したいポイントがあります。そのナチュラルミネラルウォーターが「非加熱」であることです。加熱殺菌が行われると水の構造が変化し、体の働きを調節する生理活性能力が失われてしまいます。

加熱によってせっかくの生きた生水が「死んでしまう」のです。ですから、ナチュラルミネラルウォーターであるほかに非加熱という表記で、天然の「生きた水」であることがわかります。

2つ目の条件は、カルシウムがほどよく含まれていることです。カルシウムは腸のぜん動運動を活発にする作用があります。食べ物が消化される際にはぜん動運動によって腸の中を進み、必要な栄養素や水分は消化・吸収されていきます。
腸の働きがよくなると免疫力のアップにつながるのです。

3つ目の条件は、マグネシウムがほどよく含まれていることです。マグネシウムは便の水分量を増やして、便を軟らかくします。便秘は腸内細菌である悪玉菌の異常繁殖を促し、腸内環境を悪くさせます。また、便秘の人は大腸がんのリスクが高いこともわかっています。
マグネシウムを摂取する

増えすぎた悪玉菌が腐敗することによって、大腸の細胞を傷つけ、がん細胞へと変えてしまうのです。マグネシウムを含む水を飲むと、排便力が上がり、腸内の腐敗物質がなくなることで、免疫力が高まり、病気を防ぐのです。

カルシウム、マグネシウムだけはNG!

カルシウム、マグネシウムが含まれている水がよいからといって、カルシウム過多、マグネシウム不足などでは意味がありません。腸を元気にする水の条件を「ほどよく」としてあるのはこのためです。マグネシウムはカルシウムが血管内に蓄積するのを防ぎ、血清などの細胞外液にカルシウムを運ぶ働きがあるため、摂取バランスが大切です。

カルシウムとマグネシウムの理想的な摂取バランスは2:1です。どちらかが多くても少なくてもいけないのです。カルシウムを日頃から多く摂取している人はマグネシウムをよく摂るようにしましょう。

この理想的はバランスを持っている源水が、北海道東川町で採水される「大雪旭岳源水」です。

大雪山に降った雨や雪が地下水となり、粘土堆積層でろ過され、細菌類がほとんどいない清らかな飲料水と注目されています。
東川町には上水道の設備がありません。町民はこの地下水を家庭用ポンプで汲み上げ殺菌処理をせずに生水をそのまま飲んでいます。健康によい生水を飲んでいるためか、東川町は日本の百寿率第2位を記録したこともある長寿の町とし知られています。

カルシウム、マグネシウムの摂取基準量
  年齢 男性 女性
必要量 摂取量 必要量 摂取量
カルシウム(Ca) 15~17歳 650 800 550 650
18~29歳 650 800 550 650
30~49歳 550 650 550 650
50~69歳 600 700 550 650
70歳以上 600 700 500 650
マグネシウム(Mg) 15~17歳 300 360 260 310
18~29歳 280 340 230 270
30~49歳 310 370 240 290
50~69歳 290 350 240 290
70歳以上 270 320 220 270