わたしは現在53歳ですが、28歳時に十二指腸潰瘍穿孔にて十二指腸と胃の5分の4を摘出しました。
以後、後期ダンピング症候群である低血糖症状に怯えながら生きてきました。毎食後2〜3時間で起きる低血糖症状の恐怖は自分にとってかなりのストレスだったと思います。
食後l時間弱で血糖値は200を越え、その後1〜2時間で70〜80納まで一気に下がりました。
医師の言うところによると、急激な血糖値の変化によって低血糖の症状が現れるとのことで、私はどこに出かけるにも、おにぎりやパンなどを持ち歩いていました。
そんな生活を長く送りすぎていたためでしょう、ここ数年は食後の血糖値が300近くになり、体重も増え、低血糖の発作は起きにくくなり、当然、ヘモグロビンA1Cは最高9.4とかを示すようになりました。運動も積極的にし、体重も減らしましたが、そのためにかえって疲れを残すことも希ではありませんでした。
色々な努力はすれども、ヘモグロビンA1Cが7.0を切ることはありませんでした。
今年になって、医師からジャヌビアを処方され、血糖値は230〜1100位の間で推移しています。
でも私はどこか納得できませんでした。そんな時、先生のブログを見つけ、先日試しに、豚肉150 gと野菜を、ごま油で妙め、食べてみたのですが、その後1時間の血糖値は123でした。
我が目を疑いました。2時間値は121。信じられなかったのが正直な感想です。わたしにすれば、低血糖を起こしていた値に近いものなのですから。
ただ、食後高血糖になれきっている体は不安感を覚えてしまいます。食後の高血糖が安心感を生み続けてきた長い年月の感覚は体に染みついてしまっています。職場で仕事をしているときは、なおさら怖いです。
25年間も高血糖とダンピング症候群をくり返してきたのですから。そこで、夕食を糖質制限食に変えていくことから徐々に体を慣らしていきたいと思っています。
それにしても、胃切除後の症状に対して、「震えがきたら何か食べなさい」としか、アドバイスできなかった医師達に対して、今更ながらに絶望感を感じてしまいます。
面倒なカロリー制限不要で肉、魚も楽しめる – 糖質制限食による血糖値を下げる効果とダイエット効果
https://1088note.com/glucide/2016/07/post.html