眼精疲労の原因を4タイプに大別しましたが、精神的ストレスもがんこな眼精疲労を引き起こす原因になります。
ストレス社会とよばれる現代では、だれでも多少なりとも「ストレス」を感じているはずです。では、このストレスがどのように眼精疲労を引き起こすというのでしょうか。
ちなみに現代人には「ストレスシンドローム」が急増しています。
人のからだのなかで、心臓や内臓の各器官、血管、分泌腺などの動きをコントロールしている神経は「自律神経」とよばれます。これはさらに「交感神経」と「副交感神経」の2種類に分けられ、ふだんはこの2つがバランスよくはたらいています。
しかし、精神的なストレスが強まると、交感神経だけが興奮してバランスが崩れ、筋肉の緊張や血行障害などを引き起こします。この影響が目におよぶと、あちこちに眼精疲労の不快な症状があらわれるようになるのです。
また、眼精疲労によって起こる見えづらさや目の痛みなどの不快感がおちいストレスとなって、さらに症状を悪化させる悪循環に陥ることもあります。このトラブルを解消するには、目の疲れをこまめに解消していくことがいちばんです。
また目に負担をかけ、疲れさせている要素を取り除くことも必要になるでしょう。適切な硯力を得るために眼鏡をかけたり、パソコンでの作業環境を改善することはその一環です。PCモニターを調整をすることで目の疲れを軽減できるケースも多々あります。
疲れ目の解消法や環境改善のポイントについては第5車で解説しますので、ぜひ参考にして目を疲れさせない暮らしを送れるよう心がけてください。