女性の老化防止の習慣 > 2021年

炭水化物の摂りすぎは副腎疲労の原因に

炭水化物の摂りすぎは副腎疲労の原因に

炭水化物の摂りすぎは副腎疲労の原因に なるので注意しなければいけません。見た目の若々しさのためにも、健康を維持するためにも、そして、ホルモンのバランスを保つためにも、太り過ぎないことは大切です。

しかし、若い頃と同じ食事・習慣のままでいると、30  代の後半から、人はどうしても太りやすくなってきます。もし、「最近太りはじめたな」と感じたら、食生活を見直して、体型の維持に努めましょう。

世の中にはいろいろなダイエット法が紹介されていますが、お勧めは、やはり「糖質制限食」です。みなさんよくご存じだと思いますが、主にご飯やパン、麺類など炭水化物と、甘いものを控えることで、糖質を制限するダイエット法です。

糖質制限食

日本人は穀物から栄養を摂取してきた人種なので、体質的に脂質より炭水化物をエネルギーとしてからだに蓄えやすいようにできています。そのため、食べ物からとった炭水化物は分解されて糖分になり、それが脂肪に変換されて体内に琴えられてしまいます。

これに比べると脂質はとり過ぎても便と一緒に体外へ排出されやすい傾向にあるので、脂質より炭水化物を控えたほうが、効率よくやせられるのです。

しかし、私が糖質制限食を勧めるのは、余分な脂肪を減らせるからだけではありません。実は、炭水化物のとり過ぎは、副腎疲労につながるからです。副腎が疲れれば、全身のホルモンに影響が及び、女性ホルモンのバランスも崩れてしまいます。

では、なぜ炭水化物を食べ過ぎると、副腎に負担がかかるのでしょうか。砂糖や炭水化物などの糖質は、食べると血糖値が急激に上がります。すると、上がった血糖値を下げるために、膵臓からインスリンが分泌され、今度は血糖値が急激に下がることになります。

さらには、上がり過ぎた血糖値を平常レベルに戻すために、副腎からコルチゾールが分泌されます。つまり、糖質をたくさん食べると、コルチゾールがどんどん分泌されるため、副腎が疲れていってしまうのです。40 代に入ったら、副腎をいたわるためにも、できれば糖質の量を抑え、そのぶん、肉や魚、卵などのたんばく質や野菜で補う食生活を心がけましょう。

 

アブラナ科の野菜 乳がん 子宮がん を予防する

アブラナ科の野菜 乳がん 子宮がん を予防する

アブラナ科の野菜 乳がん 子宮がん を予防する エストロゲン優勢状態は、女性の心とからだにさまざまな悪影響を及ぼしますが、問題は、それだけではありません。

実は、エストロゲンの中の一部に、乳がんや子宮がんの発生に関与していると考えられる 「 悪玉エストロゲン 」 ともいうべきものが存在するのです。エストロゲンは、

  • エストロン
  • エストラジオール
  • エストリオール

などの女性ホルモンの総称です。このうち、エストロンが体内で代謝される際に、

  • 2 – 水酸化エストロン
  • 4 – 水酸化エストロン
  • 16 – 水酸化エストロン

といった副産物を作り出します。このうちの 16 – 水酸化エストロン こそ、発がん性を持った悪玉エストロゲンなのです。

この悪玉エストロゲンを無毒化して体外へ排出することが乳がんや子宮がんの予防につながるわけですが、そのために、特に女性にお勧めしたい食材が、

  • ブロッコリー
  • キャベツ
  • 白菜
  • カリフラワー

など、 アブラナ科 の 野菜 です。注目すべき成分は、アブラナ科の野菜に含まれているインドール3 カルビノールという植物ポリフェノールの一種。エストロンが代謝される際にこれがあると、悪玉エストロゲンが生成されるのを抑制してくれるのです。インドール3 カルビノールは、がんなどの異常な細胞の増殖を抑制する働きや、抗酸化作用があることも明らかになっており、すでに海外ではサプリメントなども発売されていますが、サプリメントでとるのであれば、インドール3 カルビノールの代謝物である ジインドールメタン ( DIM )  のほうが有効でかつ安全とされています。

アブラナ科の野菜は、ビタミンC やビタミンE、さらに、がん抑制効果で知られるスルフォラファンなどが豊富なものが多いので、美容と健康を維持するために、ぜひ毎日食べていただきたいと思います。

ただし、アブラナ科の野菜を食べ過ぎると甲状腺機能に悪影響を及ぼす可能性があるので、甲状腺に異常のある方は医師と相談してください。

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