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うつ病の症例 15「 ひきこもる 」

ひきこもり

人と会ってコミュニケーションをとることは、新しい世界が広がったり嬉しかったり、楽しい反面、緊張もします。うつになるストレスの原因には、病気や失業、親しい人の死などがありますが、もっとも多いのが人間関係だといわれています。

人間関係のもつれは、大きなストレスのもとになります。相手があることはやはり問題が生じたときにとても難しく、こじれた相手だけではなく、親せきや親しい友達と会うのも苦痛になる場合もあります。頭痛や動悸、不眠などの身体症状が出て、外に出ることがつらくなり、引きこもってしまうのです。

相手の心に近づきすぎて傷つき、引きこもりに

特に女性は、同性同士のコミュニティの和をかなり大切にする傾向があります。コミュニティから浮いてしまった人間を許せない、排除しようと動くのも女性にありがちな現象です。
相手の幸せに対する嫉妬やコンプレックスなど、さまざまな思いがうずまいて人間関係のトラブルは起きるのです。

【ママ友の関係に悩む Mさんの場合】
Mさんのように、子どものけんかなど、ささいなことから人間関係がもつれることも少なくありません。相手のお母さんとは、毎日おしゃべりするほど仲がよかったのですから、相当、距離感が近かったはず。
でも、ここが気をつけたいポイントです。人間関係は、近づきすぎると小さなトラブルでも双方が深く傷ついてしまうのです。あまりに親しくなりすぎると、ちょっとした相手の言動も気になります。柏手の言葉や表情から、「嫌われたかもしれない」と悩みながら、外見上は笑顔で対応するといった関係に陥ります。このような状況が長く続くとつらくなり、ストレスから体調を崩すことにもなるのです。

人間関係でつまずく人には、ものごとに対して、白黒や正否をはっきりさせたがるタイプがよく見受けられます。人と付き合うときに、相手が自分にとって「すごくよい人」か「イヤな人」のどちらかと区分けするのです。人間を「白か黒」に分けて評価するタイプの人は、人間関係の距離感がうまくとれません。自分にとって「よい人」なら、相手に疎まれるほど依存して一緒にいたがり、「イヤな人」なら、徹底的に攻撃するのです。付かず離れずのちょうどよい付き合いができず、結局人間関係がもとでストレスを大きく受け、引きこもりにまで発展してしまいます。

コミュニティを限定せずに新しい人間関係を

人付き合いの仕方は、経験を重ねてその中で学ぶしかありません。ちょっとムリをしてでも、子連れで外に出て、違うコミュニティで新しい友人を求めてみましょう。また、コミュニティから疎外されて引きこもる人もいます。ただ、本人が意識的に悪いことをしたわけではありません。コミュニティでうまくやっていくには、気配りも大切ですが、他人の目を必要以上に気にしない潔さも必要です。自分の所属するコミュニティはひとつだけではないはず。会社以外にも、学生時代の友人や趣味のサークルなど、違ったコミュニティも持っているでしょう。自分のことをありのままわかってくれる気の合う友達を、複数のコミュニティでみつければよいのです。

引きこもりだけではなく、不眠や頭痛など身体症状がひどければ、専門医を受診して投薬などの治療を受けることが必要です。ただ、気分的な落ち込みだけであれば、周囲の人とは一定の距離を保つよう心がけながら、新しい人間関係をあせらずつくっていくのがよいでしょう。

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