仕事によっては、不規則な勤務体系や時間外が多く睡眠についても苦労されている人がいるでしょう。こんな方法で快眠につながるかもしれません。
体への負担をできる限り減らした勤務
医師や看護師、介護職、24時間営業のサービス業、3交代制の工場での仕事など、徹夜を含めたシフト制の職場で働いている人は、勤務時間が日によって大きく異なるのが特徴です。日勤があったり夜勤があったり深夜勤務があったりします。
この場合、疲れているのに眠れなかったり、仕事中に眠くて居眠りをしてしまったりなど、体調管理が難しくなります。
朝に帰宅するまでは眠かったのに、布団に入ったら目がさえてしまうようなこともあるでしょう。
でも、工夫次第で質の高い眠りが可能になります。生活の質、睡眠の質をアップさせるための、睡眠リズムにもとづいたシフトの組み方があるのです。
日勤→準夜勤→夜勤→早朝勤
ポイントは、起床時刻が少しずつ後ろにすれていくようにすること。このようなシフトの組み方をすると「体への負担が少ない」という研究結果が出ているのです。
逆に夜勤→準夜勤→日勤のようなシフトは時計を逆回しにすることになってしまいます。海外旅行では定番の時差ボケになったような状態が、勤務ごとに生じてしまいます。
朝ならサンクラスを使って寝室は夜と同じ環境に
仕事を終えて朝帰宅する途中も車の運転時など、朝の光をなるべく目から入れないようサングラスをかけるといいでしょう。寝る環境は、遮光カーテンを閉め、部屋をできるだけ暗くし、夜の睡眠時と同じような環境をつくりだします。
そう考えると、不規則な勤務体制の人ほど、環境への順応性が高く、柔軟な性質といえるかもしれません。
「朝型」と「夜型」の睡眠タイプでいえば、朝型よりも夜型の人のほうが環境の変化に強い傾向があるので、こうした夜勤などがある仕事もむいているでしょう。